あなたは今人間関係で悩んでいますか?
友達とギクシャクしている...。
彼氏、彼女とうまくいっていない...。
上司がめんどくさい...。
でもだからって関係が切れるわけじゃない...。
そういった悩みは多くの人が抱えているものでしょう。
現に、人の悩みの大半は人間関係によるものと言われています。
今回は、そんなあなたに向けて
『真実はいつも一つではない』
という考え方を伝えたいと思います。
某少年探偵に怒られそうですが(笑)
少しでも人間関係を良くするヒントになれば幸いです!
目次
1.マリーの部屋
2.真実はいつもひとつではない
3.人はみんな主観で生きている
1.マリーの部屋
最初にマリーの部屋という思考実験の話をします。
マリーは色に関する専門知識を持つ科学者です。
人が色を見ることができる仕組みももちろん知っていますし、あらゆる色を作り出す方法も知っています。
しかし、彼女は生まれた時から特殊な状態で部屋に入れられていました。
マリーは世界が白黒に見えるゴーグルをつけ、そのゴーグルから白黒に見える部屋で過ごしてきました。
つまり、マリーは色に関するあらゆる知識を持っていながら、色を見たことがないのです。
ある日マリーは、ゴーグルを外して外に出ることになりました。
青い空、緑の自然、赤いリンゴ、様々な色をした人々の服装といった色を初めて目にしたのです。
この時マリーは何かを新たに知ったと言えるのでしょうか。
2.真実はいつもひとつではない
先ほどの話でマリーは何を得たのでしょうか?
僕たちは、寒い部屋でストーブに当たった時の暖かいという感じ、名作映画を観た時の心を震わせるような感じなど、これらはすべて主観的な感情で、人によってそれぞれ受け取る感じは違うでしょう。
この主観的な感覚はクオリアと呼ばれています。
例えば同じリンゴを見て、「おいしそうな赤い色」と二人の人が言ったとします。
しかし、Aさんが見た色とBさんが見た色は異なる色かもしれません。
Bさんが見た色は紫なのかもしれないのです。
しかし、Bさんにとってはそれが赤い色であり、2人とも何ら嘘はついていないのです。
マリーは、色に関するあらゆる知識を有していながら、色に関する主観的な感覚は知りませんでした。
つまりマリーはクオリアを学んだのです。
僕たちは、同じ出来事を通しても感じる事はそれぞれ違います。
この記事を読んでいるあなたと似たような感覚を持っている人はいるでしょうが、同じ感覚を持っている人はいないかもしれないのです。
しかし、それでもみんなが嘘をついているわけではないのです。
つまり、
真実はいつも一つではないのです!
人の数だけ存在しているのです!
3.人はみんな主観で生きている
想像してみてください。
あなたはいつもどんな時に、人と喧嘩したりもめたりしますか?
それは、お互いが自分の主張だけを言い合っている時ではありませんか?
自分が正しいと疑わず、人に押し付けてしまっている時ではありませんか?
みんなそうなのです。
あなただけではないのです。
人はみんな主観でしか物事をとらえる事は出来ないのです。
しかし、そこでさっきの話を思い出してほしいのです。
みんなが自分の主観で生きていて真実を言っている、自分も真実を言っている。
お互い自分に正直に生きている。
そう思えば相手をゆるす事ができそうじゃないですか?
多くの人は、自分の主張を言って人間関係を円滑に進めたいと願っています。
でも、それはハッキリ言ってほとんどの場合失敗します。
なぜなら、それがうまくいくときというのは、すでに相手が自分の話を聞いてくれる状態にあるからです。
そんな状態というのはすでに友好的であるか、あるいは自分が実力で相手を黙らせている時くらいしかないのです。
その場合、その人との人間関係は困っていないでしょう。
しかし、自分の主張だけを言うのではなく、相手を認めて相手の意見も受け入れる。
そうすることで人間関係は驚くほど円滑に進みます。
人間関係において重要な事は、
『正論で相手を負かすのではなく、相手の正義を受け入れる事』
です。
あなたも自分の意見や主張に、同意してくれたり、認めてくれたりすると嬉しくなりませんか?
それをあなたが相手にしてあげるのです。
もちろん、あなたができる範囲で!
まず、自分に優しくしないと他人にも優しくできないですから!
他人に厳しくしている人は自分も厳しい目で見られることが多いです。
他人に優しい人は自分も優しくされることが多いです。
それでもあなたは自分の主張だけを貫いて生きていきますか?
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まで何かあればどうぞ!