P丸様。 の『シル・ヴ・プレジデント』100点取りました!
P丸様。の代表曲で、TikTokでも長い間バズっていましたね!
可愛い声とMVが特徴のアップテンポな楽しい曲ですが、歌詞をよく読んでみるとめちゃくちゃ怖い、というギャップがめちゃくちゃ面白い曲です!
そんな『シル・ヴ・プレジデント』は
・音域の広さはそこそこだけど、音程はかなり揺れる
・リズムがめちゃくちゃ速い
・ロングトーンやビブラートをかけられるバーも少ない
・曲自体は短いので練習しやすい
の4つの特徴があって、かなり難しい曲と言えるでしょう。
特に2つ目のリズムが速いというのが厄介で、そのせいでビブラートもかけづらくなり、結果安定性も下がりやすくなってしまいます。
この曲の難しい原因の8割はこれに尽きますね。
ということで今回はP丸様。の『シル・ヴ・プレジデント』の解説をしていきます!
少しでも参考になれば幸いです。
また、採点の基本的な解説は省いていくので、それを知りたい方はこちらをどうぞ
解説
初めに言っておきますが、あくまで点数をとるための解説です!
歌がうまくなるための解説ではありません。
ご了承ください!
※赤字はマイクを近づける箇所、青字はビブラートをかける箇所、緑字はロングトーンをかける箇所になっています。
マイクを近づける箇所とビブラートをかける箇所が重なっている場合は紫字にしております。
マイクを近づける箇所とロングトーンをかける箇所が重なっている場合は茶字にしております。
イントロ
ろーまんすのふしょうじ にがさなーい
けしてあげ るぅー
イントロはすぐに始まるので遅れないように注意です。
それ以外はあまり気をつけるべきところはありませんが、1行目最後の「なーい」でロングトーンをかけられるので最初にかけておくと後が楽です。
また、最初の「ろーまんすのふ」まで徐々に音程が下がっていくところが、リズムが速いせいで意外とミスしやすいのでそこだけ注意ですね!
1番Aメロ
だだだだいたん ふてきせんせーしょなるくろーずあっぷ
どどどどんくらい やるぜてっ てーてきにりさーちだ~
Aメロはイントロを除けば曲中で最も歌いやすいところでしょう。
1行目最後の「ろー」から「ずあっぷ」で音程がガクッと下がるところ以外は結構簡単です。
また、これはAメロに限った話ではありませんが、テンポを落として歌うと音程を意識しながら練習しやすくなるのでオススメです!
余談ですが幸いなことに、この前の「宣誓!...」のところは音程バーがありません。
もしあったらトンデモない難易度になっていたと思うのでホッとしましたw
1番Bメロ
だい きらーい しょーがない くずはびょうきねばいばいばい
けんりょくざいさんちいめいせい なんにもないけどさばきたぁ~い でしょ
BメロはAメロと比べるとかなり難しいです。
その中でも難しいポイントはふたつあって、ひとつは1行目の「しょーがない」で音程がめちゃくちゃ低くなるところです。
ここは詳しく言うと前の「らーい」の音から3.5音下がっていて、これはAメロの「ろー」から「ずあっぷ」への音程の変化幅と同じです。
リズムはこっちの方がゆっくりなので落ち着いて音程を意識しながら歌いましょう!
ふたつめは2行目の「けんりょく...たぁ~い」のリズムが超絶速いところです。
Aメロ、Bメロというような大きい区分ではなくて、局所的な話をすればこの部分が曲中で最も難しい箇所だと感じました。
特に「なんにもないけど」の音程が揺れるところが要注意です。
二言ずつ音程が上下するだけのシンプルな変化ではあるのですが、リズムが速すぎて音程を変えるだけで一苦労です。
ここの練習方法はAメロでも書いた通りテンポを落として音程を意識しながら歌うことと、二言をひとつのバーとして歌うこともオススメです。
どういうことかというと、上の音程バーを見てもらえれば分かるのですが「なん」でひとつのバーになっていますよね?
で、なぜか次の「にも」は2音に分かれていて、次の「ない」はひとつのバー、最後の「けど」は、また2音に分かれています。
ですが、この2音に分かれているところも音程は同じなので「てててて」と、一つにまとめちゃっても採点上は全く問題ありません。
「ててててさばきたぁ~い」という感じですね。
こうやって音程の感覚を少しでもシンプルにすると覚えやすくなるので試してみて下さい!
1番サビ
だだだだいとうりょうになっ たらね まずはきみを つかーまえるねー
ぬれー たたおるでー あらいざーらいはーかせるね
だーれですかあのおんなー だーめですかー
そうですかー ろーまんすのふしょうじ にがさな~い
けしてあげ るぅー しるゔぷれぷれぷれじでん
サビもかなり難しくて、ポイントは3つあります。
ひとつめは2行目の「ぬれー たたおるでー」の最初の「た」の低音。
次の「た」でグッと音が高くなるのに引っ張られて、前の低音を雑に歌ってしまいがちなので、しっかり低く歌うことを意識しておきましょう。
ふたつめは4行目始めの「そうですかー」の音程。
ここは実際に歌ってみて、思ってたより低いなと感じました。
そう感じた理由はフレーズで区切ってみたときに、この部分だけ他より明らかに低いからでしょうね。
これは実際に歌ってみて、自分の感覚とすり合わせていくと段々違和感なく歌えるようになると思います!
そして3つ目は最後の「しるゔぷれぷれぷれじでん」の音程です。
ここはリズムが速いのは当然として、音程も素早く変わっていくのであらかじめどういう変化をするのかを覚えておくといいでしょう。
例えば
・最初の「しるゔ」までは同じ音程で、次の「ぷれぷれ」は徐々に高くなっていく
・この際、最後の「れ」の音だけは1.5音上がるので、気持ち高めに歌うと〇
・その後の「ぷれ」の「れ」の音は、これまでと違って下がるので注意
という感じですね。
難しい要素をひとつひとつ頭の中で整理しておくと、スムーズに歌えるようになります!
2番Aメロ
みみみみっ ちゃく まるでどんふぁんきどりすきゃんだらす
ままままっ たん かかくかいしょうなしのすくーぷね~
ここは1番と同じように歌えば大丈夫です。
2番Bメロ
あーいはなーい りゆーじゃない わるくないのねはいはいはい
けいはくのうのういけしゃあしゃあ なんにもないとかありえなぁ~い でしょ
ここも基本的には1番と同じですが、2行目の「けいはくのうのう」辺りの音程が少し変わっているので注意です。
2番サビ
だだだだいとうりょうになっ てもね たぶん きみは かわーらーなーいーねー
しらっ ととぼけてー のらりくーらりかーわすのね
でーとですかこんばんわー ほーんきですかー
そうですかー じょうねつとはふちゅうい びねつも~ けしてしまいたぁぁぁ~い
ここも最後以外は1番と同じです。
1行目の「かわーらーなーいーねー」のところは1番と違って伸ばしていますが、バーが途切れていないのでそう表記しているだけで、実際は同じように歌っても全く問題ありません。
最後の「けしてしまいたぁぁぁ~い」の「ぁぁぁ~い」の部分は小刻みに音程が揺れるので難しいですが、「た」の次の「ぁ」の音からビブラートをかける意識でいると歌いやすくなると思います。
「けしてしまいたぁ~い」みたいな感じですね!
ラストサビ
だだだだいとうりょうになっ たらね まじで きみを つかーまえるねー
ぬれー たたおるでー あらいざーらいはーかせるね
どーこですかいまあんたー みーっけちゃったぁ
ばれちゃったー よーみちにはごようじんさよなら~ かわりにじゅう
せい しるゔぷれぷれぷれじでん
1番のサビと同じように歌えばOKですね!
まとめ
今回はP丸様。の『シル・ヴ・プレジデント』の解説をしました。
リズムが速い → 音程を取るのが難しい → ロングトーンやビブラートもかけにくい → 安定性も下がりやすい
という、リズムの速さが全ての難しさに繋がっている曲です。
なのでそのリズムに追いつけるようにテンポを遅くして練習したり、ミスしやすい音程を覚えておくなど、余裕を持って歌えるようにしておくことがカギになります。
非常に難しい曲ですが、曲自体は短いのでリピートはしやすく、要点を押さえて練習していけば確実に点数は上がっていくので頑張ってみてください!
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