King Gnu の『逆夢』100点取りました!
今や知らない人がいないほどの人気を誇る「King Gnu」のバラード曲ですね!
また、この曲は映画『劇場版 呪術廻戦 0』のエンディングテーマに起用されたことでも話題になりました。
そんな『逆夢』の特徴は
・音域がかなり広く、音程も結構揺れる
・高音のビブラートが非常に安定しにくい
・AメロとBメロのリズムが難しい
の3つですね。
やっぱりというかなんというか....当然のようにあらゆる点でかなり難しい曲です。
ただ、彼らの代表曲である『白日』に比べると音域はそこまで広くなく、リズムも緩やかで歌いやすい曲だと感じました。
とはいえ、常田さんが歌う明らかな低音パートがないので、白日より難しいと感じる人もいるんじゃないかなと。
ということで、今回はKing Gnuの『白日』の解説をしていきます!
少しでも参考になれば幸いです。
サビ
あなたがのーぞむなら このむねをいーとぉして
たよりのない ぼくもいつか なにもぉのかになれたなら
わーけもなく なみだがあふーれそうな
よるを うめつくぅす かがやくゆめとなるーぅ~
始まりのサビはポイントが3つあります。
まずひとつは1行目の「このむねを」から「いー」にかけてグッと音が高くなるところです。
これは高音よりも前の低音に注意してください。
というのも多くの場合、高くなる音は目立つので無意識の内に気をつけて歌うのに対して、その前の音はなんとなくで歌ってしまいがちになるからです。
で、それとほぼ同じことが2行目の「ぼくもいつか」の「ぼ」から「く」にかけても同じことが言えます。
ちなみに先程と違って、こちらは低音が一瞬しかないのでより難しくなっています。
これがふたつめのポイントです。
そして最後のポイントは4行目の「よるを」の「よ」の音です。
この音は次の「うめつ」の「う」の音よりも1音高いので気持ち高めに歌うことを心掛けてください!
気をつけるポイントは以上ですが、それ以外では最後の「るー」のロングトーンを意識しておきましょう。
一応ロングトーン自体は後のサビでもかけられますが、そっちの方がバーが長く、ビブラートをかけたいのでロングトーンはここで処理しておくのが吉かなと思います!
また、2行目の「なにもぉの」の「もぉ」のところは、音程バーが分れているからそう表記しているだけなので「もー」と伸ばしても全く問題ありません!
1番Aメロ
しろいぃゆきはー たよりなく
ふゆのさーむさぁに とけーてきぃえぇた
あのーひのかさねたぁー てとての
よねつじゃあまりぃに たよーりなぁいぃの
Aメロは音程の変化もリズムも緩やかで比較的歌いやすいです。
ですが、2箇所だけはその限りではありません。
ひとつは2行目の「ふゆのさーむさぁに」の「の」で音程がガクッと下がるところと、リズムが非常に難しいです。
特に後者が厄介で、というのも原曲で井口さんはすごくぼかしたように歌うんですよね。
その結果、ただでさえリズムが独特なのに音と音の区切りがめちゃくちゃ分かりにくくなっていて歌うのが本当に大変です。
なのでここはまず、ガイドメロディーを聞いて正しいリズムを覚えましょう。
それができたら「の」の低くなる感覚を掴めるまで練習という感じです!
また、これは4行目の「よねつじゃあまりぃに」も同じです。
ふたつめは3行目の「あのーひのかさねたぁー」の「あ」から「の」にかけて音程が高くなるところ。
これはサビの難所と同じく、高くなる前の「あ」の音に注力して歌うといいと思います!
1番Bメロ
はるはいつだぁてぇ あたりまえのように
むかえにくると そうおもぉていたあーのころ
まぶた とじればぁ ゆめはーいつだっ
てまさゆめだと しんじてたあのころ
Bメロは音程面では曲中でも簡単な方で、2行目の「むかえにくると」の揺れるところ以外はあまり難しくありません。
それよりも2行目の「そうおもぉていたあーのころ」や「しんじてたあのころ」などのリズムが取りにくいところに注意です。
ここはAメロと違って、原曲を聴くとしっかり聞き取れるのであらかじめ聴き込んで覚えておきましょう!
1番サビ
あなたがのーぞむなら どこまでもとーべるから
いくじのない ぼくもいつかい きるぅいみをみつけたなら
あいとぞうを しかとつなぎーあわせて
いっしょうがい さめなーいほどの すさんだゆめとなるぅ~
最初のサビと同じように歌えば大丈夫です。
2番Aメロ
こごえるーよぞらをぉ ふたりぃでぬけだすの
あたたかいこぉとをそっ とかけたなら
2行目の「あたたかいこぉとを」の音程が少し違う以外は1番Aメロの後半と同じです!
2番Bメロ
あなたはーいつだぁてぇ あたりーまえのよう
に となりにいると そうおもぉていたあーのころ
なくせやしないー きおくーのあめ
が ふるきずへとー しみわたろうと
も
ここも1番と同じように歌えばOK。
2番サビ
あなたがのーぞむなら このむねをいーとぉして
たよりのない ぼくもいつか なにもぉのかになれたなら
わーけもなく なみだがあふーれそうな
よるを うめつくぅす かがやくゆめとなるぅ~
最初のサビとほぼ同じ。
Cメロ
きおーくのーうみをもぐっ て
あいーのかーけらをひろっ て~
あーなたーのなかにずっ と
まぶーしいーせかいをそっ と~
Cメロはほぼ同じメロディーが4回繰り返されます。
が、3行目だけ歌いだしの「あー」の音程が他の行よりも半音高く、それ以外の音は他の行より半音低いので、そこの歌い分けだけ気をつけてください!
ラストサビ
こーのあいが たとえのろいのように
じんわりと じんわりとこのからだむしばんだとしても
こーころのおく そこからあなーたがあふーれだして
もとめあぁて かさなりあうそのさきでぼくらー ゆめとなーれ~
あなたがのーぞむなら このむねをいーとぉして
たよりのない ぼくもいつかなにもぉのかになれたな
ら わーけもなく なみだがあふーれそう
な よるを うめつくぅす かがやくゆめとなるぅ~
まさゆめでも~ さかゆめだと しても~
ラストサビはこれまでのサビから結構変わっていて一筋縄ではいきません。
まず前半部分で難しいのが「かさなりあうそのさきでぼくらー」の速いリズム。
ここを完璧に合わせるのは非常に難しく、正直、諦めてなんとなくで歌ってもいいんじゃないかなと思うぐらいです。
それでも諦めずに練習するなら、テンポを遅くして歌うなどして1音1音の音程をしっかり覚えるまで歌い込みましょう!
その後の「ゆめとなーれ~」の「れ~」のビブラートもポイントのひとつで、この高音のビブラートが安定しにくく、複数回のビブラートに分けられてしまいがちです。
そのせいでビブラートの評価が下がるという方は、音程を取るのは少し難しくなりますが、ここだけ1オクターブ下げて歌うことでビブラートをかけやすくするのもアリですね。
そして次の「あなたがのーぞむなら」の「あなたが」の音程がこれまでのサビよりも低くなっています。
気づきにくいポイントなので一度音程バーを確認しておきましょう!
それ以外は最後から3行目の「なみだがあふーれそうな」の音程が変わっているのと、最後の行の「しても~」が裏声を使うにしてはそれほど高くない微妙な音程ということくらいですかね。
こうして書いてみると分かる通り、これまでのサビとかなり違うので最後まで気を抜かないようにしましょう!
まとめ
今回はKing Gnuの『逆夢』の解説をしました。
かなり難しい曲ですが『白日』のように高音のゴリ押しという感じではなく、「正統派に難しい曲の中で、ちょくちょく高音ゴリラが顔を出す」というような印象の曲です。
それでも彼らの曲の中では歌いやすい部類なのがとても恐ろしいですが、めちゃくちゃいい曲なのは間違いないので、練習して高得点を狙ってみて下さい!
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