Tani Yuuki の『W/X/Y』100点取りました!
今話題のシンガーソングライター「Tani Yuuki」さんが歌うラブソングですね!
TikTok上でバズったことがきっかけで大きな注目を集めています。
ちなみに『W/X/Y』というタイトルの由来は、性染色体の女性(XX=ダブルX=WX)と男性(XY)の掛け合わせとなっています。
そんな『W/X/Y』の特徴は
・音域がそこそこ広く、音程も結構揺れる
・BメロとCメロは音程の変化幅も大きい
・長いバーが少ないのでビブラートとロングトーンがかけにくい
・リズムも独特で難しい
の4つですね。
全体的に難しい要素満載となっています。
単純な音程の難しさだけで言えば難易度4ぐらいかなと思ったのですが、ロングトーンやビブラートもかけにくい上にリズムも減点されやすいとなると、やはり難易度は最高クラスの5が妥当かなと感じました。
ということでその辺も含めて今回はTani Yuukiさんの『W/X/Y』の解説をしていきます!
少しでも参考になれば幸いです。
また、採点の基本的な解説は省いていくので、それを知りたい方はこちらをどうぞ
解説
初めに言っておきますが、あくまで点数をとるための解説です!
歌がうまくなるための解説ではありません。
ご了承ください!
※赤字はマイクを近づける箇所、青字はビブラートをかける箇所、緑字はロングトーンをかける箇所になっています。
マイクを近づける箇所とビブラートをかける箇所が重なっている場合は紫字にしております。
マイクを近づける箇所とロングトーンをかける箇所が重なっている場合は茶字にしております。
1番Aメロ
たれ~ ながしたー てれびの~ おと~
ため~ てしまっ たせんたくものーはきょうこそ~
はれ~ でもあえてー そとにはーでないでいよー
はえ~ ないすなっくと あるこほるでかんぱいをしよう~
Aメロは比較的リズムがゆっくりで、この曲の中では歌いやすい箇所でしょう。
しかしその中でも気をつけるポイントは3つあります。
ひとつは毎行の歌いだしの2音です。
例えば1行目で言うと「たれ~」、2行目で言うと「ため~」などですね。
ここは1音目は低く入って2音目でグッと音を上げるという流れになるのですが、音程の変化幅が大きくピタッと合わせるのは結構難しいです。
特に1音目の低音が合わせにくいのでそっちの方に注意をしてください。
また、1行目の最初の「た」の音だけ他の行の1音目より2音高いので覚えておきましょう!
ふたつ目は毎行後半の低音、特に4行目の「あるこほるでかんぱいをしよう~」が音程の揺れも激しくて難しいです。
曲で難しいところをイメージする際、最初に高音をイメージしがちですが、実際に歌うとなると基本的には高音よりも低音の方が難しいことが多いです。
低すぎて音程調節が難しいという方は、少しキーを上げた方が歌いやすくなると思います。
もちろんキーを上げると今度は高音がキツくなるので、そこは自分の声域と相談して決めてみてください!
そしてみっつ目は3行目最後の「よー」のロングトーン部分。
正直この曲の中ではここぐらいしか綺麗にロングトーンをかけられるところはありません。
絶対に忘れないようにしてください!
1番Bメロ
ふたりすいもあまいもーかみあわないとしても おたがいよりそう
ようにすこしずらしてみようよ きみがくれたたいよ
う つきでかくれないよう かがやきたゆまぬよう
にうたうめろでぃー
このBメロが恐らく曲中で最も難しいところでしょう。
音程の変化が激しい上にリズムもめちゃくちゃ速いです。
特に難しいところはグッと高くなる前の音です。
詳しく言うと1行目の「かみあわない」の「か」の音と「おたがい」の「お」の音です。
ここだけ他と違って低音から入るので意識しておきましょう!
ちなみに「お」の音の方が「か」の音より2.5音も低いので、より難しくなっていますね。
また、このBメロを歌う前にひとつ事前に決めておくといいことがあります。
それは裏声を使うかどうかということです。
例えば1行目の「ふたりすい」や「みあわない」などは原曲では裏声で歌っています。
しかし、ここの音程はこの曲の中でこそ高音の部類ですが、そんなにハチャメチャに高いというわけでもないので裏声を使わなくても割と歌えます。
ただ、音程の変化が激しいので喉の負担が大きく、裏声を使って柔らかく歌った方が楽なのも確かですし、実際僕も原曲の通り裏声で歌っていました。
なので裏声を使うのがベターではあるものの、苦手意識がある方は無理に使う必要はありません。
実際に歌ってみて自分のやり易い方を決めてみてください!
1番サビ
たわむれるすろーりんふろーりん
でい あいしてるもとーおりこーしてー にたものどおーぉしこーし
てー としおいるまでわらぁていたいね きみがいな
きゃろーんりろーんりでい ゆめのなかふぉーあすりーぴ
べっ おこすからもーぉにこーるで あいぷろてく
ちゅーふぉなーいめべーいべ~
サビは最も歌いやすい箇所だと感じました。
というのも音程を取る難易度自体はそこそこなのですが、一貫して同じメロディーの繰り返しだからですね。
今は苦手な方でも1つのフレーズをちゃんと覚えると途端に全てが合いだすので、練習の成果が最も出やすい箇所とも言えます。
ただ、そのフレーズの中でひとつ覚えておいてほしいところがあって、それは2行目の「にたものどおーぉし」の「ぉ」や、5行目の「おこすからもーぉに」の「ぉ」などの「母音を重ねて音程を変えるところ」です。
要は他のフレーズと全く同じように歌うということなのですが、「どおーし」や「もーに」のように伸ばさないようにしてください!
2番Aメロ
ぬぎ~ ぱなしの あしあとーたどるとぉ~
ふい~ をついてうしろからだ きつくのぉぉ~
つい~ くりかえすとわすれてしまいそうになるよぉーぉ
ふり~ かえるとひびがあたりまえじゃないこと~
基本的には1番と同じように歌えば大丈夫ですが、3行目だけはかなり変わっていますね。
とはいえ音程の揺れ自体はシンプルなので慣れれば問題ないでしょう!
2番Bメロ
ふたりついのさいぼうからみあうとくべつをーかみしめていきたいとおもっ
たまどろみだくしょうご といきもれたたい
おん みじんものがさないよう あたまのなかきざむあまいめも
りー
ここも基本的には1番と同じですが、より音が敷き詰められている上に1番で難しいところとして挙げた「低音から入るフレーズ」がめちゃくちゃ増えています。
難しいポイントが新たに増えているというわけではありませんが、純粋に1番よりも同じ方向に難しくなっているという感じです。
2番サビ
たわむれるすろーりんふろーりんでい あいしてるもとーおりこーし
てー ちがうものどーおしこーして としおいるまでわらぁていたい
ね きみがいなきゃろーんりろーんりでい ゆめのなかふぉーあすりーぴ
べっ おこすからもーぉにこーるで あいぷろてく
ちゅーふぉなーいめべーいべ~
1番と同じです。
Cメロ
かさねー たてー はねー はなさないでい
て ごめん これー そばーにいたいだけー だ
ね かかえたおもいはおたがいさまでしょ ほらおあいこで
しょーすれちー がいー まちー がいもある
し すじー がき どおりいかない だ
しん かなぁしみだっ てはんぶんこにしようわかれじゃないき
ぼう ひとりー よがりにならない よに いつも~
Cメロは音と音の隙間が多いので適度に休憩しながら歌うことができます。
なので声が出ないとか息がもたないという心配はないでしょう。
ただ、音程の変化幅の大きいところが多く、そこがこのCメロのポイントとなります。
例えば1行目の「たてー」「はねー」などは1音目から2音目にかけて2.5音高くなっています。
このような音程が何度も出てくるので、この2音の感覚はしっかり掴んでおくことが大切です!
また、この曲はかなりリズムが走り気味になりやすいです。
ちゃんと原曲通りに歌ってもリズムが走り判定になります。
これはカラオケ側の問題で、敢えてタメ気味に歌うことが必要となります。
となると「どこをタメて歌うか?」というのがポイント。
音が固まっているところをタメるとその塊全ての音程を取るのが難しくなってミスが続きやすいし、逆に少しタメ気味に歌った程度ではリズムの減点を防ぐことはできません。
ということでうってつけなのが、このCメロの「かさねー」や「たてー」や「はねー」などの区切られているところです。
ここはそれぞれが独立しているのでタメ過ぎた際の音程ミスを引きずりにくい上に、全てをタメて歌うことでリズムの減点もだいぶ解消されます。
リズムの項目で困っているという方は試してみてください!
ラストサビ
きみがいなきゃいまーもどっ かでー うごけないままーのぼーく
で ありがとうつたーぁえたーいのです これからはぼくがささえてくっ
て あきれてしまうーくらいーにね あいがましてーいくぅでーいばいでい
めんとむかーうとぉどーして もすなおになれないなーごめんね~
たわむれるすろーりんふろーりんでい あいしてるもとーおりこーし
てー にたものどおーぉしこーして としおいるまでわらぁていたい
ね きみがいなきゃろーんりろーんりでい ゆめのなかふぉーあすりーぴ
べっ おこすからもーぉにこーるで あいぷろてく
ちゅーふぉなーいめべーいべ~
ラストサビは基本的にはこれまでのサビを2回繰り返す感じです。
ただところどころ違うところもあって、例えば3行目の「あいがましてーいくぅ」の「くぅ」や、4行目の「めんとむかーうとぉ」の「とぉ」なんかはこれまでにない音程の変わり方となっています。
ここは原曲を聴いても非常に分かりづらく、かなりミスしやすいポイントなので気をつけてください。
というか原曲では消え入りそうな声で歌う感じなので、正直「こんな音程してるか?」と思っちゃったりしますけど...。
まあそれはウダウダ言ってもしょうがないので置いておくとして、5行目からはこれまでのサビから転調して半音高くなっています。
フレーズや音程の変わり方なんかはこれまでと一緒なので、気持ち高く歌うことだけ意識しておきましょう!
まとめ
今回はTani Yuukiさんの『W/X/Y』の解説をしました。
この曲本来の難しさに加えて採点の仕組みが噛み合った結果、かなりの難曲となっています。
逆に言うと走り判定されるリズムや、ラストサビの原曲を聴いても分かりづらい音程などの初見殺し的なポイントを改善すると、手っ取り早くいくらか点数を上げることができます!
是非練習して高得点を目指してみてください!
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