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【難易度 ★★★★★★★】『アイドル』を100点取ったので解説します!

 

YOASOBI の『アイドル』100点取りました!

 

 

今超話題のアニメ『推しの子』のオープニング曲ですね!

 

 

 

1ヶ月ちょっとでyoutubeの再生回数が1億回を超えるほどの圧倒的な人気。

 

ただ、それもアニメのクオリティと曲の中毒性を考えれば納得せざるを得ないぐらいの超絶神作品となっています。

 

そんな『アイドル』の特徴は

 

音程があり得ないぐらい揺れる上に変わり方も意味不明

そもそもの音域もかなり広い

メロディーのパターンが多い

ロングトーンビブラートをかけられる長いバーがない

間奏がほぼないので休憩できない

 

の5つで、言ってしまえば「ワケわからんぐらい難しい曲」です。

 

中でも音程の取りづらさが異常で、正直人が歌う曲とは思えないですねw

これを生で歌うikuraちゃんはヤバすぎます。

 

さらに採点的な難点もあって、長いバーがありません。

「少ない」んじゃなくて「一切ない」のです!

 

なのでロングトーンやビブラートの評価がなくなってしまい、その結果全国平均点が約76点というほぼ見たことないような厳しさとなっています。

 

基本的に僕は難易度を5段階で評価していますが、その枠に入りきらないような超難曲を6に設定しています。

 

そしてそれすらも超えた難易度天元突破している曲が7という評価で、この曲は間違いなくそこに入ります

 

過去この難易度7に設定した曲はAdoさんの『ウタカタララバイ』だけなのですが、正直そっちより時間がかかりました。

 

まあ『ウタカタララバイ』は歌詞を覚えて、どう歌うのかを身につけるまでの時間がかなりあったので、その辺を考慮するとどっこいどっこいかもしれませんが!

 

とにかくこの曲を歌う人はそれぐらいの難しさという認識で挑むといいと思います!

 

「よく聴いているから大丈夫!」

「あーYOASOBIの曲は全部難しいよね、多分この曲も難しいだろうなー」

 

ぐらいの感覚だと、実際に歌ってみた時にあまりの難しさに度肝抜かれると思います。

 

今回はそんな超絶難曲である『アイドル』の解説をしていきます!

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

また、採点の基本的な解説は省いていくので、それを知りたい方はこちらをどうぞ

 

 

 

 

解説

初めに言っておきますが、あくまで点数をとるための解説です!

歌がうまくなるための解説ではありません。

ご了承ください!

 

赤字はマイクを近づける箇所、青字はビブラートをかける箇所、緑字ロングトーンをかける箇所になっています。

 

マイクを近づける箇所とビブラートをかける箇所が重なっている場合は紫字、マイクを近づける箇所とロングトーンをかける箇所が重なっている場合は茶字になっています。

 

この曲はAメロ→Bメロ→サビのような分かりやすい進行ではないので、出てきたメロディーを順番にAメロ→Bメロ→Cメロのように表記しています。

 

 

Aメロ.(1)

 

むてきのえがおであらすめでぃあ しりたいそのひみつみすてり

 

あす ぬけてるとこさえかのじょのえりあ かんぺきでうそつきなきみ

 

は てーんさいてきなあいどるさま

 

 

 

このAメロは全体を通して3回あり、最も登場頻度の高いメロディーです。

そして最も難しいメロディーでもあります。

 

そんな最重要ポイントのAメロで一番大切なことは「上下する音程の軸を決める」ことです。

 

例えば1行目の「しりたいそのひみつみすてりあす」なら、「そ」と「の」の2つの音程だけをくり返しても7割ぐらい音程を合わせることができます。

 

ただ、それでOKにならないのがこの曲の大変なところで、「しりたい」と「みすてり」の音程は半音高くなっています。

 

しかも後者は「て」だけ半音低くなっているという複雑さ。

 

ここがかなりの努力ポイントとなっていて、正直そこまでやるのは超大変です。

 

なのでぶっちゃけ軸となる音程だけ覚えて7〜8割合わせられれば上出来という気持ちでいるのが健全だと思います。

 

それぞれ詳しく解説していくと、1行目の「むてきのえがおであらすめでぃあ」は「きの」の音程と「えがお」の音程だけ覚えて、それを切り替えるタイミングだけ間違わなければ7割ぐらい合わせることができます。

 

2行目の「ぬけてるとこさえかのじょのえりあ」は、最初は流れで歌って「さえかのじょ」から最後以外は2つの音程を繰り返す。

 

その後の「かんぺきでうそつきなきみは」は徐々に高くなっていくので基準の音程に固執するのは微妙かもしれませんが、「ぺきで」の音程をくり返すだけでも最悪OK。

 

こんな具合で基準の音程を決めると、変に迷うことがなくなって音程の正確率が安定するようになります!

 

音程の変化幅が大きい上に一定じゃないので、たった2音でもかなり大変なのがアレですけども....。

 

まあこの曲を歌うということはそういうことです。

 

で、先ほど努力ポイントと書いたのはここから少しずつ伸ばしていく作業が本当に途方もないからです。

 

半音高い、半音低い、一部全く違う音程のパターンもある、そこら辺を意識すると今まで出来ていたことができなくなるetc...

 

こんな感じで時間に対しての効率があまりにも悪いので、完璧を目指す方以外は要点だけ押さえてほどほどで満足するのがいいと思います!

 

 

そしてこのAメロにはもうひとつ強烈なポイントがあって、それは3行目の「てーん」のロングトーンです。

 

「あれ?上で長いバーがないって言ってなかった?」

 

と思った方もいるかもしれません。

 

その通りです、このバーは長くないのでロングトーンはかかりません。

 

本来は!

 

実はこの短いバーを無理矢理長いバーに錬成する方法があるのです。

 

その方法とは歌いながら途中で一時停止し、ある程度伸ばした後に停止解除することです。

 

てーん」のところで「てー」と伸ばしながらデンモクの一時停止を押す → 一時停止中に1、2秒ほど伸ばす → 一時停止をもう一度押して停止を解除する

 

この手順を行うとなんと長いバーだと判定され、ロングトーンが入るようになるのです。

 

というか『アイドル』のような長いバーが一切ない曲は、この通称「一時停止ロング」を使わなければ理論上100点を取ることが不可能です。(自分の知識不足で間違っていたらごめんなさい!)

 

なのでそのような曲で100点を取りたい方は、このテクニックを使ってみてください!

 

ただし、この一時停止ロングは普通のロングトーンよりも判定がシビア?なのか、謎に入ったり入らなかったりするし、DAMがラグって停止してほしいタイミングで停止しなかったりで、かなりメンタルが削られます。

 

が、まあこれはそういうもんだと思って割り切ってくださいw

 

 

 

Bメロ

 

きょうなにたべた すきなほんは あそびにいくならどこにいく

 

の なにもたべてない それはないしょ なにをきかれてものらりくら

 

 

 

 

このBメロは一般的な曲で言うAメロの部分で、メロディーの雰囲気もキャッチーになっています。

 

ただ、音程の変わり方と変化幅は全くキャッチーじゃありません。

 

基本的にほぼ全ての音程の変化幅が1.5音以上なので、普通の感覚よりも大袈裟に音程を変えるぐらいで丁度いいです。

 

そして音程の変わり方も特殊で、Aメロほどじゃないにしてもかなりジグザグした音程となっています。

 

なので流れで覚えるんじゃなくて、1音1音丁寧に音程を覚えていきましょう!

 

ただ、それぞれのフレーズの4音目までは同じ音程なので、そこまでは一連の流れで覚えてOKです!

 

そして2行目の「なにもたべてない」の「て」が低くなっていることと、「それはないしょ」の「いしょ」が高くなっていることが1行目と違うので、そこは注意してください!

 

また、Aメロ終わりからこのBメロに入る前に若干の間があるので「間奏ビブラート」をかけるのがオススメです。

 

この間奏ビブラートとは音程バーが表示されている状況ならどこでもビブラートがかかることを利用して、その名の通り間奏でビブラートをかけるテクニックです。

 

「え?そんなことできるの!?」

 

と思った方はAメロを歌った後に「あ〜」とビブラートをかけてみてください。

ビブラートの回数が増えるハズです。

 

一応言っておくとビブラートは後で少しかけるところがありますし、ロングトーンと違ってこれをしなければ100点が取れないというわけではありません

 

好き嫌いが分かれるテクニックだと思いますが、長いバーが少ない曲というのはこういうテクニックを使うかどうかで難易度がだいぶ変わるので、特にこだわりがない方は試してみるといいでしょう!

 

 

 

Cメロ

 

そうたんたんと だけどさんさんと みえそうでみえ

 

ないひみつはーみつのあじ あれもないないない これもないない

 

ない すきなたいぷはあいてはさぁ こたえて

 

 

 

Cメロはこれまでと比べると音程の変わり方がシンプルで、曲中最も歌いやすいところだと思います。

 

なので特筆すべき難所は最後の「こたえて」の「え」で急に3.5音高くなるところぐらいです。

 

ただ、1オクターブ下で歌う場合は1行目の「そうたんたんと」の「そう」や「だけどさんさんと」の「」などの低音があまりにも低くなり過ぎて突然難所に変貌します。

 

男性を中心に多くの方が1オクターブ下で歌うと思うので、そういった方は同時にキーを上げるのがオススメです!

 

ちなみに僕はオク下のキー2上げで歌っていましたが、それでも低く感じたので4つほど上げるのがいいと思います!

 

 

 

Dメロ.(1)

 

だれか をす き に なること なん

 

て わたし わからなくてさ うそか ほん と かしりえ

 

ない そんな こ と ば に またひとりおち

 

る また すき にさせる

 

 

 

Dメロは感覚としてはゆっくりになったAメロみたいな感じで、音と音の間ができたことによって音程のおかしさがより目立っています。

 

特に1行目の「なること」と2行目の「わからなくてさ」、4行目の「にさせる」の音程の変わり方が普通じゃないので重点的に覚えましょう。

 

また、音と音の間が空くことは落ち着いて音程を合わせにいけるというメリットもありますが、流れで歌えないのでより音感が試されるという難しさもあります。

 

音ゲーをやっている方なんかは分かってくれる気がしますが、音が一定のリズムで連続してくるよりも単音がちょこちょこ降ってくる方がタイミングが合わせづらくて難しかったりするじゃないですか?

 

あんな感じです。

 

単音は自分の覚えている音程と正解の音程とのズレが如実に表れるので、ミスしがちなところは練習回数でごり押しするんじゃなくて、一度原曲やガイドメロディーを聴いて改めて正解の音程を把握してみてください

 

そっちの方が絶対に効率良く上達します!

 

 

 

サビ.(1)

 

だれも が めをうばーわれて

 

 きみは かんぺきできゅうきょくのあいどる こんりんざいあらわれな

 

い いちばんぼしのうまれかわり~ そのえがおで あいしてる

 

 だーれもかれもとりこにしていく そのひとみが そのことば

 

がうそでもそれはかんぜんなあい

 

 

 

サビはYOASOBIらしく、他と比べるとかなりシンプルなメロディーで歌いやすいです。

 

ただ、4行目の「とりこにしていく」と5行目の「うそでもそれは」は音程が上下しながら徐々に低くなっていく難解な音程となっているので要注意です。

 

特に前者の最後の「く」は、それまでの流れと違って高くなるので覚えておきましょう!

 

それ以外だと1行目の「だれも が」と「うばーわれて」などのグッと高くなる音程も特徴的です。

 

ここは思いっきり高く歌うことが大事ですが、原曲キーで歌っている人にとってはかなりの難所となります。

 

しかもラストサビは転調してさらに高くなるので、ここの時点で苦しいようなら無理せずキーを下げるのがオススメです!

 

原曲キーで挑戦するような方なら、2つ下げるだけでもかなり楽になると思うので試してみてください!

 

 

 

Aメロ.(2)

 

はいはいあのこはとくべつです

 

われわれははなからおまけです おほしさまのひきたてやくびーです

 

すべてがあのこのおかげな わけ ない

 

 

 

ここはAメロ.(1)に比べると音程の変化はシンプルになっていますが、全体的に低くなっているのがポイント

 

特に最後の「わけ ない」はかなり低い上に音程の感覚もガラッと変わるので超難しいです。

 

とはいえ基本的な考え方は同じで、基準となる2つの音程を覚えてそれをくり返すだけである程度は大丈夫です!

 

完璧を目指して微妙に音程の違うところを修正していくと地獄なのも同じです!

 

 

 

Eメロ

 

しゃらくさい ねたみしっ となん

 

てない わけがない これはねたじゃないからこそゆるせない かん ぺきじゃない きみじゃゆるせ

 

ない じぶんをゆるせない だれよりもつよい きみいがいはみとめ

 

ない

 

 

 

初めて聴いた時のインパクトナンバーワンのEメロです。

 

「なんじゃこれ、難しすぎ....」

 

と思っている方も多いことでしょう。

 

ですがぶっちゃけて言うと、直前のAメロの方が断然難しいです!

 

2行目の「これはねたじゃない」までをかなり低めに歌うことと、そこからは1フレーズ毎に半音ずつ高くなっていくことだけ意識すれば、ずっと同じような歌い方で大体音程が合ってくれます。

 

この歌い方でも音程正確率80%以上は目指せるので、完璧に歌いたい方以外はこれで満足するのが吉だと思います!

 

完璧を目指すとなると音と音の間がなく1つ1つの音程を丁寧に歌うのがかなり難しい上に、音程自体もめちゃくちゃ揺れるのでAメロと同じぐらい地獄のメロディーに変貌します。

 

 

 

サビ.(2)

 

だれも が しんじあーがめてる まさに さいきょうでむーてきのあい

 

どる じゃんくてんなんてみあたらない いちばんぼしをやどして

 

る よわいとーこなんて みせちゃだめだめしーりーたくない とこはみせず

 

にゆーいつむにじゃ なくちゃいやいやそーれーこそほんもののあい

 

 

 

基本的にはサビ.(1)と同じですが、後半2行が少し変わっています。

 

その中でも特に3行目から4行目にかけての「とこはみせずに」の音程の変わり方がかなりめちゃくちゃで難しいです。

 

なのでここは「とこは」と「みせずに」の2つに分解して考えてみましょう

 

前半の「とこは」は高く入った後にグッと低くなり、そこから1音高くなります。

そして「みせずに」は1音ずつ高くなっていくシンプルな音程の変わり方をします。

 

つまり「とこは」と「みせずに」の「み」の4音だけ頑張れば後は割と流れで歌えるのです。

 

このように難解な音程は分解して理解していくとガラッと歌いやすくなったりするので困った時は試してみてください!

 

 

 

Aメロ.(3)

 

とくいのえがおでわかすめでぃあ かくしきるこのひみつだけ

 

は あいしてるっ てうそでつむきゃりあ これこそわたしなりのあいだ

 

ながれるあせもきれいなあくあ るびぃをかくしたこのまぶ

 

た うたいおどりまうわたしはまりあ そううそはとびきりのあいだ

 

 

 

2行目の「あいしてるっ て」の「るっ」を思いっきり高く出すこと以外はこれまでと同じように軸となる2つの音程をくり返すだけで大体大丈夫です!

 

最後の「そううそはとびきりのあいだ」は他と比べて変化幅が小さいので、少し緩く揺らす意識でいると◯です!

 

 

 

Dメロ.(2)

 

だれかにあいさ れたことも だれか のこと あいしたことも

 

ないそんなわた しのうそが いつか ほんと にな る こと しーんじて

 

 

 

 

基本はDメロ.(1)と同じですが、2行目の「いつか ほんと にな る こと」のところが曲中で最も低い音となっているのでここを基準にキー設定するといいでしょう!

 

 

 

ラストサビ

 

いつかきっ と ぜんぶてーにいれる わたし はーそうよくーばりなあい

 

どる とうしんだいでみんなのこと ちゃんと あいしたいか

 

きょうも うそをつくの このことばが い

 

つかほんとになるひをねがって それでもまだ きみときみにだ

 

けはいえずにいーたーけど~ やっ といえ

 

 これはぜぇたいうそじゃないあ いしてる

 

 

 

ラストサビは転調して半音高くなっていますが、4行目の「ねがって」の高くなる音程以外はサビ.(1)と同じように歌えば大丈夫です!

 

ちなみに1行目最後の「あい」が曲中最高音となっています。

 

 

 

まとめ

 

今回はYOASOBIの『アイドル』の解説をしました。

 

全てが難所で、逆にどこをかいつまんで解説するか迷うという訳が分からない悩み方をするほど難易度が高い曲です。

 

正直「だからこそ頑張る!」というマゾっ気のある方か、採点に慣れた人以外は点数は気にしなくてもいいと思います!

 

というかこの曲で100点ないし、それに近い高得点を出せるなら他のどんな曲でも心配ありません!

 

そういう意味では逆に自信をつけるための練習曲になる.....わけないかw

 

音程正確率80%いけばかなり上々なので、今回挙げたポイントを意識して練習してみてください!

 

それ以上を目指すなら1音1音の微妙な違いを地道に埋めていくかなり険しい道のりになると思いますが、上の音程バーを確認しながら頑張ってみてください!

 

応援しています!

 

 

 

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