成功を掴みたいですか?
掴みたいですよね。
当然です。
今回は、ある思考実験の話を通して、成功を掴むための考え方を紹介します!
少しでも参考になれば幸いです。
目次
1.思考実験A
2.思考実験B
3.2つの思考実験の結果とそこから分かる事
1.思考実験A
あなたの右方向から、石をたくさん積んだトロッコが線路の上を猛スピードで暴走しています。
ブレーキが故障しているのか、とてつもないスピードです。
とうてい今から止めることはできませんが、線路の切り替えスイッチのそばにいるあなたは、切り替えを行う事で進行方向を変える事はできます。
線路の先には5人の作業員がいます。
このままではトロッコが突っ込み、5人の作業員は死んでしまいます。
しかし、線路を切り替えた先の線路にも1人の作業員がいる事を発見しました。
あなたはこの6人と面識はなく、6人とも何の罪もない人です。
ただ、悲惨な現場に居合わせてしまっただけです。
A.そのままにする
B.スイッチを切り替える
あなたはどちらを選びますか?
この思考実験は、イギリスの倫理学者フィリッパ・フットが1967年に提示したもので非常に有名なのでご存知の方もいるかもしれません。
どちらを選んだか覚えておいて下さい!
次に2つ目の思考実験です。
2.思考実験B
ある線路上の橋の上にいるあなたは、とんでもない光景を目の当たりにしてしまいました。
橋の下にある線路の上を、石をたくさん積んだトロッコが猛スピードで暴走してきたのです。
線路の先には5人の作業員がいて、このままでは5人は死んでしまいます。
その時、自分の近くにもう一人、男性がいることに気が付きました。
かなりの巨漢でさらに、大きくて重そうなリュックを背負っているので、この男を突き落とすことができたなら、トロッコを止めることができます。
しかしその場合、突き落とされた男は確実に死んでしまいます。
太った男は大きく身を出しており、今なら確実に落とすことができます。
なお、突き落としたとしても、あなたは罪に問われることはありません。
A.そのままにする
B.太った男を突き落とす
あなたはどちらを選びますか?
3.2つの思考実験の結果とそこから分かる事
2つの思考実験をやってもらいましたが、まずその結果を発表します。
1つ目の思考実験では、Bのスイッチを切り替えるを85%以上の人が選ぶという結果が出ています。
一方で、2つ目の思考実験ではAのそのままにするを選ぶ人が80%以上という結果が出ているのです。
この記事を読んでいる方も、この結果になったという声が多いのではないでしょうか?
どちらも1人をとるか5人をとるかの違いなのですが、どうしてこうも違うのでしょう?
この違いを生んでいる大きな要素は、意図的に起こしたかそうでないかの違いによるものです。
1つ目の思考実験では1人か5人かのどちらかが事故にあうのは確定しています。
その場合、多くの人はその中で最善であろう方法を選ぼうとするのです。
しかし、2つ目の思考実験では太った男が死ぬかどうかは自分の手にかかっています。
その場合、多くの人は最善であろう方法を選ぶことよりも、太った男を殺してしまうことに関与したくないという気持ちを優先するのです。
この2つの思考実験から分かる事は、頭ではどちらが良いのか分かっているのにも関わらず、自分が当事者になった時は、当たり障りのない方を選んでしまいがちだという事です。
(現実では多くを助けることが必ずしも良い事とは限らないと思いますが、この場合は助ける人数だけを比べています。)
この話のミソは、多くの場合はどちらがいいか分かっているということです。
もしあなたが何かやりたいことがあるのなら、あるいはやるべきだと思う事があるのなら是非行動してみてほしいのです。
多くの人が当事者になる事を避けます。
つまり、多くの人は当たり障りのない方を選ぶということ。
それは安定を取っているようで、実は1人だけを助ける選択、つまり最善の行動ではない可能性が高いのです。
そんな中、あなただけが先頭を切って行動を起こしてみたらどうなるでしょう?
他の誰よりも先んじて前に進む事ができます。
あくまで可能性の話ですが、それがあなたにとって5人を助ける選択、つまり最善の行動である可能性が高いと言えるのです。
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