話がうまくなって人に好かれたい...。
そう思ったことがある人は少なくないでしょう。
しかし、人に好かれるためには「好かれる話し方」よりも「嫌われない話し方」の方が重要なのです。
ということで今回は、遠回りのように見えて一番の近道である「嫌われない話し方」について解説していきます。
また、この記事は永松茂久さんの著作『人は話し方が9割』という本を参考に書いています。
この記事で紹介している方法以外にも多くのためになる内容が書かれているので、興味がある方は買って読んでみて下さい!
まずは「好かれること」よりも「嫌われないこと」
繰り返しになりますが、コミュニケーションにおいて最も重要なことは、
「好かれる前にまず嫌われないこと」
です。
人の感情は快か不快の2つしかありません。
特に初対面においては、
「この人は感じがいいな」「この人とは仲良くなりたいな」
か、
「この人、なんか嫌だな」「これ以上話したくないな」
のどちらかで印象が決まります。
その時、相手のメモリが悪印象のほうに大きくふれてしまうと、ゼロに戻すために相当な努力をしなければいけません。
つまり、話し方の上手な人は、一度人から嫌われてしまうと、その後どんなにがんばってもリカバリーが難しいことを知っていて、好かれるよりも嫌われない話し方をすることに最新の注意を払っているのです。
話し上手な人は余計な一言を言わない
周りの人の話を聞いてると時折、
「この人いつも一言余計だなー」
と思わせる人がいます。
例えば話し手が、
「私ね、すごく大事にしているワンちゃんがいるの」
と楽しそうに話しているにも関わらず、
「俺、犬嫌いなんだよねー」
と、相手の気持ちを考えず言ってしまう人です。
仮に自分が犬が苦手だとしても、
「そんなに可愛いんだね。いいね」
とだけ言えばいいのです。
なにも相手は「犬を好きになってくれ」と強要しているわけではないのですから。
なんでも正直に言えばいいというものではない
うまくいく人は、例えば相手が、
「私、犬が好きなんだけど」
と言えば、
「そうなんだね。好きなんだね。」
という風に答えます。
そこで、
「あなたはどうですか?」
と聞かれたとしても、
「私は犬を飼っていないから分からないけど、あなたがそう言うんだから可愛いんだろうね」
と答えます。
つまり自分が嫌いだとしても、相手の感情に寄り添う言葉を発するのです。
正論は「ストレート」ではなく「変化球」で伝える
とはいえ、相手のためを思ったアドバイスだったり、仕事上のしょうがない理由などで、相手に正論を言わなければならない場合もありますよね。
そんなときは「伝え方」を気をつけることで、嫌われることなく、相手に受け入れられやすくなります。
正論は伝え方が難しく、使い方によっては相手を傷つけてしまう恐れがあります。
正論を正論のまま言うことは、「あなたは間違っていますよ」と真正面から斬りつけるようなものです。
そうなると相手も身構えて、臨戦態勢をとってしまいます。
そうではなくて、
「私も同じ間違いをしたことがあるのですが・・・」
「私も昔上司から怒られたのですが・・・」
と、相手と同じ目線に自分を置き、相手に寄り添いながら共感を得るような伝え方をしていく。
こうした繊細な配慮をできる人が、人間関係がスムーズにいく人です。
どんな人にもその人の立場があり、その人の気持ちがあり、言い分があります。
そこを理解して相手の立場を出来る限り守っていきながら、その人がわかるような伝え方をしましょう!
まとめ
今回は「嫌われない話し方」について解説していきました。
相手に共感する言葉、寄り添う言葉でコミュニケーションをつなげていけば、必ずあなたの魅力は上がります。
あなたの周りのコミュニケーション上手な人を参考にしながら、チャレンジしてみて下さい!
何かあれば
までどうぞ!