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やるべきことを達成できる"本当の"時間節約術

 

僕たち現代人は日々やることに忙殺されています。

仕事、人間関係、趣味etc...。

 

それらを効率よくこなせる処世術についての本がベストセラーになっていることからも、多くの人が「時間がない」という悩みを抱えているのが分かります。

 

しかしそういった本がいつの時代も売れているということは同時に、その悩みを抱えている人が一向に減っていないということも意味しています。

 

それもそのハズ。

なぜなら「頑張れば」「順番を考えれば」「効率よくこなせば」やるべきことが片付くというよくある時間節約術はどれも幻想だからです。

 

本当に必要なのは「どうすれば全てをこなせるか」ではなく、「やりたいことを達成するためには何を諦めるか」という全く逆のアプローチなのです!

 

ということで今回はやるべきことを達成するための"本当の"時間節約術について解説していきます。

忙しい現代を生きるあなたが生きやすくなるためのヒントに少しでもなれば幸いです。

 

また、この記事はオリバー・バークマン氏の著作『限りある時間の使い方』を参考に作成しています。

興味がある方は是非読んでみてください!

 

 

 

 

 

 

1.生産性を上げれば上げるほどストレスは増えていく

 

世の中にはタイムマネジメントの指南書が溢れているし、日々の業務を効率化するための「ライフハック」を紹介する人も沢山います。

 

問題はそのようなテクニックが機能しないことではありません。

それらを活用すれば確かにもっと仕事をこなせるようになり、もっと多くの利益を会社にもたらすことができるかもしれません。

 

ところが皮肉なことにそれを成功したところでストレスが減ることはありません

 

むしろより多くの仕事を任されるようになり、以前よりももっと忙しく、もっと不安で、もっと空虚な気分になるだけです。

 

というのもタイムマネジメントライフハックの技術は大事な真実を見落としています。

 

それは「時間を思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが利かなくなる」という真実です。

 

手に負えない幼児と同じで抑えつけても駄目なのです。

 

例えば食器洗い機や電子レンジやジェット機は僕らの使える時間を増やして、より豊かな生活を可能にするはずでした。

 

それなのに実際は誰も時間が増えたと感じていません。

むしろ生活が加速したせいで、みんな以前よりもイライラしています。

 

電子レンジで2時間待たされるのは、オーブンで2時間待つよりもずっと腹立たしいし、郵送で3日待つのは我慢できても、重いウェブサイトで10秒待たされるのは我慢できない。

 

これと同じことが仕事の生産性アップにも起こるのです。

 

 

2.タイムマネジメントの嘘

 

ほとんどのタイムマネジメント術は「効率よく動けばやりたいことが全部できる」という幻想を僕たちに植え付けます。

 

あなたは「ビックロックの法則」を知っていますか?

これはスティーブン・コヴィーという人が言い始めた法則で、生産性オタクの間で大人気になりました。

それはこんな話です。

 

教師が大きな石をいくつかと、小石をひと握りと、の溜まった袋と大きめの瓶を持って教室に入ってきます。

そして教師は生徒たちに言います。

 

「ここにある大きな石と小石と砂を全部瓶に入れてみましょう」

 

生徒たちはどうやらあまり頭が切れる方ではないらしく、小石や砂からどんどん入れていきます。

すると大きな石が入らなくなりました。

 

教師はそれを満足そうに眺めた後、したり顔でお手本を見せます。

 

「まず大きな石を入れ、次に小石を入れて、最後に砂を入れなさい。そうすれば大きな石の隙間に小さな石がきれいに収まりますよ。」

 

要するに最も重要なことから手をつければ、重要でないことも含めて全部終わらせられるということです。

 

逆の順番でやろうとすると、重要なことをやる時間がなくなってしまうから気をつけましょう、と。

ここで話は終わります。

 

しかしこれはイカサマです。

 

なぜなら教師は瓶に入るだけの量の石しか持ち込んでいないからです。

大きな石は何個入る、と前もって確認していたわけです。

 

ですが時間管理の本当の問題は「大きな石があまりにも多すぎて、実生活では大事なことのほとんどは瓶に入らない」ことにあります。

 

前もって細工されたクイズとはワケが違うのです。

 

なので本当の問題は、大事なこととそうでないことを区別することではなく、大きな石(大事なこと)が沢山ありすぎるときにいったいどうするのかということなのです。

 

 

3.本当に大切なこと以外は切り捨てる

 

では大事なことがありすぎる僕らはどうすればいいのか?

 

その答えは効率を上げることではなくその逆。

全てをこなそうとするのではなく、全てをこなそうという誘惑に打ち勝つことが重要なのです。

 

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットはある日、自家用機のパイロットに「どうすればうまく人生の優先順位をつけられますか?」と尋ねられました。

 

するとバフェットはパイロットにこう言いました。

 

「人生でやりたいことのトップ25をリストアップし、それを最も重要なものから重要でないものへと順番に並べてみなさい。そのうち上位の5つに時間を使うといい」

 

そこまではよくあるアドバイスかもしれません。

ですが残りの20項目についてバフェットは意外なことを言いました。

 

残りの20項目は捨てなさい

 

優先順位が中くらいのタスクはバッサリ切り捨てた方がいいのです。

なぜならそれは人生の中でそれほど重要ではなく、それでいて重要なことから目を逸らすくらいには魅力的だからです。

 

SNSの普及なども相まって、僕たちのやりたいことは膨大に膨れ上がっています。

それにも関わらずひとりひとりに与えられた時間は変わらず1日24時間です。

 

もし仮に80年生きるとしても僕らの時間は4000週間しかないのです。

 

そんな少ない時間の中では自分のできることに限界があるということを認めて、本当に大事なことに力と時間を注ぐのが真の効率的な生き方です。

 

それは他の多くの可能性を潰すことになるつまらない生き方と思うかもしれませんが、元々人生とはそういうものです。

 

何かを選ぶということは他の何かを選ばないということ。

意識的かそうでないかに関わらず、その連続こそが人生なのです。

 

むしろ本当に大切なことを意識的に選ぶということは、自分らしく生きるための1番の近道と言えるのです!

 

 

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