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【先入観に囚われない】あなたは洞窟の中の囚人ですか?

 

あなたは先入観に囚われていますか?

 

もちろん、先入観を完全になくすというのは不可能でしょう。

先入観というのは、これまでの知識や経験からくる防衛本能みたいなものですから。

 

しかし、その先入観が邪魔になってしまう時があるのもまた事実。

では質問を変えます。

 

あなたは先入観を持ちやすい人ですか?

 

「そんなの分からないよ!」

という感じでしょうか。

すでに持ってしまっているかすら気付きにくいものですからね。

 

今回は人がどれだけ、先入観に囚われやすいのかという比喩の話をします。

同時に先入観から抜け出す方法も見えてくるはずです。

 

これを読んでいる方のヒントに少しでもなれば幸いです。

 

 

 

 

 

 目次

1.洞窟の比喩

2.人は現状をすべてだと思いがち

3.先入観を先入観と知る

4.まとめ

 

 

 

 

 

1.洞窟の比喩

 

洞窟の奥に3人の囚人が手足と首をしばられ存在しています。

彼らは生まれてからずっとこの状態で、外を見たこともありません。

また、洞窟の入り口には炎があり、その光で洞窟全体が照らされています。

 

 

囚人たちから見て低い壁の向こう側に人が隠れています。

その人は犬をかたどった紙を壁の高さより上に出しました。

炎に照らされて、囚人たちの目の前の壁に影が映ります。

 

同時に用意してあった本物の犬の鳴き声を響かせます。

音は洞窟内に反響し、一番奥、つまり囚人たちの目の前の壁から聞こえているように感じます。

 

 

他にも猫や人間や鳥や、いろんなものをかたどった様々な紙や板を見せます。

すると、囚人たちはこの影こそが本物の犬であり猫であると感じるはずです。

 

 

ある日、囚人たちの1人が洞窟の外に引っ張り出されます。

囚人は洞窟に慣れきっているので、太陽の光に照らされた世界は眩しすぎて何も見えません。

囚人は苦しみましたが、徐々にその光に慣れると、本当の世界を知ります。

そして、今も洞窟の中にいる囚人を哀れみ、今度は彼らを外に出そうとします。

 

 

「お前たち、洞窟の外には素晴らしい世界が広がっている。さあ、外に出ようじゃないか。」

しかし、洞窟内にいる囚人たちの反応は想像と違いました。

 

 

「どうしたんだ? 『素晴らしい世界がひろ広がっている』って、夢でも見ているんじゃないのか?」

「もしかしたらこいつ、俺たちを騙そうとしているんじゃないのか?」

「そうかもしれないな。気が狂ったとしか思えない。」

 

 

 

 

 

2.人は現状をすべてだと思いがち

 

この話の洞窟内の囚人とは私たちのことです。

真実がそこにあると伝えられても、目の前の世界こそがすべてだという先入観から抜け出せないのです。

 

 

洞窟の比喩は、哲学者プラトンが、イデア論を説明するための比喩として考えた話です。

また、現代社会の至る所で感じられる比喩としても有名です。

 

 

学校を例にみると、「いじめによる自殺」や「受験戦争」など、学校特有の問題があります。

学校の中にいる人にとっては学校での日々が当たり前の生活であり、「いじめ」は身近な問題であっても、すでに卒業して会社勤めをしている人からみると、なんて閉鎖的で特殊な社会を形成しているのだろうと思うでしょう。

 

 

いじめによる自殺に対し、大人たちはよく「転校してほしかった」とか、「学校から逃げて」と言います。

しかし、当の本人にとっては、外の世界を見る余裕はなく、学校という洞窟の中で戦う事しか考えられません。

 

 

洞窟から外に出ればなんてことでもないことでも、本人にとっては今いる洞窟の中がすべてで、そこから引っ張り出すのは簡単な事ではないのです。

 

 

 

 

 

3.先入観を先入観と知る

 

では私たちは先入観から抜け出すことはできないのでしょうか?

そんなことはありません。

 

 

その方法は、先入観を先入観と知る事です。

多くの人は先入観は持ってしまっていることすら気付きません。

先入観は「常識」と言い換えても問題ないかもしれません。

 

 

その「常識」を疑って考え直す事が、先入観から抜け出す方法です。

また、「住めば都」という言葉があるように、人は大抵の状況には慣れるという事も理解しておくと良いでしょう。

 

 

人は現状を続けることを選びがちです。

今の現状が大して良くなかったとしても、新たに現状を変える事はしにくいのです。

それは考える事が面倒くさかったり、さらに悪くなったらどうしようという保守的な考えからくるものです。

 

 

しかし、変えた先でも「住めば都」です。

最初は戸惑うかもしれませんが、人はその状況にも適応していくのです。

 

 

「現状がすべて」だと思いがちだからこそ、常に「現状がすべてではない」と考え直す事が大切なのです。

 

 

 

 

 

4.まとめ

 

今回はいかに人が先入観に囚われやすいか、そしてそれを克服する方法を書きました。

 

最初にも言ったのですが、先入観を完全になくすことは不可能でしょう。

また、先入観を持つことは悪い事だけではありません。

悪い事を未然に防ぐこともあるでしょうから。

 

ただ、あなたが誰かに利用されたり、メディアの情報を鵜呑みにしてしまわないためには疑いすぎくらいが丁度良いのかもしれません。

 

 

 

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