あなたは人に好かれたいと思いますか?
もちろん、好かれる人によるとは思いますが、基本的には人に好かれて嫌な気持ちにはなりませんよね。
では、人と人が出会い、話をする。
その時の相手に対する印象や評価はどれくらいの時間で決まると思いますか?
答えはたった1分です。
様々な研究の結果、その人に対するおおむねの評価は会話が始まってから1分。
最長でも4分で決まることが分かっているのです。
これはつまり、相手に提案したいことやお願いごとがあるとき、気になる人を食事にお誘いしたい場合など、最初にいい影響を与えているかどうかで、その後の関係に大きく響いてくる、ということです。
ということで今回は、その1分で相手の心を掴む自己開示の方法について解説していきます。
また、この記事は安田正さんの著作『超一流の雑談力』という本を参考に書いています。
この記事で紹介している方法以外にも多くのためになる内容が書かれているので、興味がある方は買って読んでみて下さい!
軽い失敗談などの気安さを生むエピソードを
では、どのような手順を踏むとよい印象を与えやすくなるのでしょうか?
会話の序盤で取り入れたいテクニックとして挙げられるのは、「適度な自己開示」をすることです。
自己開示とは、文字どおり自分を開くこと。
自分はこういう人間です、と相手に伝えることです。
この際、一方的に自分のことばかり話すのはNG。
これは自分勝手だと思われます。
かといって、「目の前の人がどこの誰だか、何を考えているのかわからない」では、相手も安心してコミュニケーションが取れません。
なので、そこで意識することは、
「自慢話はしない」
「軽い失敗談を話す」
ということです。
ただし、失敗談にも注意が必要で、
「昨日も飲み過ぎて今日も二日酔いなんですよ(笑)」
「いつも遅刻ばかりで会社からも怒られているんですよ(笑)」
といった類の、「この人は人間的に大丈夫なのか?」と思われかねないような失敗談、身の上話はNGです。
よい自己開示というのは、具体的にいえば次のような例です。
「そういえば、私もこの前飲み過ぎて家内にどやされましたよ(笑)」
「学生の頃はサッカー部で痩せていたんですけれど、今はこのとおりだいぶウェイトアップしまして(笑)」
「〇〇出身なのですが、女優の××さんと同じ小学校に通っていました」
このような何気ない一言で場の空気をよくしたり、相手が気になるような情報をあえて入れておくことによって、会話を広げるきっかけをつくります。
また、意外性やギャップを生む情報(「見た目は軽そうなのに、実はまじめ」「まじめに見えるのにユーモアがある」)なども効果的です。
ただし、「まじめに見えるのに、中身はテキトー」など、見せてはいけないギャップもあるので、そこは注意してください。
自己開示は1分以内
自分のことを伝えるときのポイントは、話を短くおさめることです。
何かエピソードを話すときも、30秒から長くても1分以内とどめてください。
自己開示とは、あくまでも自分のことを知ってもらい、相手の警戒心を解くことが目的です。
そして、相手に話してもらう時間を作っていくようにするのです。
まとめ
今回は、1分で相手の心を掴む自己開示の方法について解説していきました。
始めに言いましたが、人の大体の印象は、最初のたった1分で決まってしまいます。
なので、最初に全力を尽くすというぐらいの意識をもってやってみて下さい。
そうすれば、あなたはどんな相手とも友好的な関係を築きやすくなることでしょう!
何かあれば
までどうぞ!