もっと話がうまくなりたい...。
そう思ったことはありませんか?
おそらく、多くの人が一度は思ったことでしょう。
話す内容ももちろん大切なのですが、それ以上に、多くの人はそれ以前の「話し方」で損をしているところがあります。
せっかくいい話、面白い話をしているのに、表現方法が悪いがために伝わらない、興味を持ってもらえないことがよくあるのです。
ということで今回は、「わかりやすい」「人をひきつける」話し方について解説していきます。
また、この記事は安田正さんの著作『超一流の雑談力』という本を参考に書いています。
この記事で紹介している方法以外にも多くのためになる内容が書かれているので、興味がある方は買って読んでみて下さい!
オノマトペで言葉のニュアンスを出す
テレビ番組で芸人やタレントさんたちが「最近あった面白い話」をしているのを見かけます。
よく見てみると、彼らの話は「特別おもしろい経験」を語っているわけではありません。
誰でも経験するような日常を切り取った話なのですが、うまく話すことでおもしろく見えてくる。
一つの雑談芸と言えます。
では、どうして当たり前の話がおもしろく、分かりやすいものに見えてくるのでしょうか?
そのテクニックの一つとして、「オノマトペ」を使うことが挙げられます。
オノマトペはフランス語で、音や感情の様子などをあらわす擬音語です(たとえば、「雨がザーッと降ってきた」のザーッにあたる部分)。
「駅から出た瞬間、大雨が降ってきた」ことを伝えたいとき、「駅から出た瞬間、ザパーーーッと雨が降ってきまして」とするだけで、その激しさが伝わりやすくなりますよね。
オノマトペを使うことで、言葉の勢いやニュアンスを出しやすくなるのです。
話のうまい人は、このオノマトペと、さらに言葉を合わせた身振り手振りを使うことで、話に臨場感を与えるのです。
一文は短く、リズミカルに話す
さらに、話を分かりやすくするために心掛けたいことは次の2つ。
① 一文を短くすること
② リズミカルに話すこと
話し言葉になると、人はどうしてもダラッと話を続けがちです。
ダラッとした話し方の例としては、
「昨日あるフランス映画を観にいったのですが、これがとても退屈な話でして、思わず途中で寝ちゃったんですが、一緒にいった彼女はとても気に入ったようで、ものすごい怒っちゃって・・・」
というような感じです。
これでは一文が長いので文章が頭に入って来づらく、リズムも悪いので聞いていて心地よくありません。
逆に頭に入って来やすい話し方の例としては、
「昨日彼女と映画を観に行ったんですよ。
結論から言うとこれがものすごく退屈で。
思わず途中で寝ちゃったんですよね。
でも、彼女はかなり気に入ったらしく、『何で寝てんのよ!』って、あとですごく怒っちゃって・・・」
というような感じです。
これくらい文章を区切り、テンポよく話を繰り出せることが理想です。
そのためのポイントは何かといえば、それこそ芸人さんのように、日常から話す練習をすることです。
彼らも色んな場所で話しているからこそ、話一つで人を笑わせることができるのです。
特に練習もなく、「出たとこ勝負」でうまく話せるようにはなりません。
話す場所や相手を変えながら、「どうしたらうまく伝わるか」と考え、反応を見ながら練習して、改善をしていくことが必要です。
数を重ねるごとに「この情報はいらなかったか」とか、「こういう順序で話した方が伝わるな」といったポイントが整理できるようになっていきます。
とはいえ、そんな難しいことではありません。
ある話を自分のものにするためには、3回も練習すれば大丈夫でしょう!
まとめ
今回は「人を惹きつける話し方」について解説していきました。
なにごとも知識だけでは上達しません。
知識を得て、身につけるための練習をすることではじめて、自分のものになります。
あなたも是非、この「人を惹きつけるためのテクニック」を身につけてみて下さい!
何かあれば
までどうぞ!