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すぐに諦めてしまう人へ! 「やり抜けるようになる方法」とその能力を身につけるノウハウ

 

 

ひとつのことが続けられない...。

 

 

そんな悩みを抱えている人は多くいます。

もしかしたら、あなたもその一人でしょうか?

 

そういった真面目な人は、

 

「自分が情けないからだ」

「自分は本当に意志が弱い」

 

なんて思いがちですが、実はそんなことありません!

 

ただ、目標を達成するためのプロセスと脳の働きについて知らないだけなのです!

 

ということで今回は、「ひとつのことをやり抜く方法とその原理」について解説していきます。

 

 

また、この記事はユヴァル・ノア・ハラリの著作『ホモ・デウス テクノロジーとサイエンスの未来』という本を参考に書いています。

 

 

 

 

 

この本を読む前と後では、現代に対しての価値観が全く変わります!

是非、買って読んでみて下さい!

 

 

 

 

 

 

成功体験は粘り強さを生む

 

諦めずにひとつのことをやり抜く方法ですが、始めに答えを言っておきます。

それは、

 

「成功体験を増やすこと」

 

です。

 

それが分かる面白い一つ実験を紹介します。

 

 

100匹のラットを、水が半分ほど入ったガラスの容器に一匹ずつ入れました。

 

容器の中のラットは、何度も容器の内側を登って脱出を試みましたが、うまくいきません。

 

すると、ほとんどのラットが15分後には諦めて動かなくなり、容器の中を漂うばかりで、周囲の状況に無関心になってしまいました。

 

 

次は別の100匹のラットを先ほどと同様に、水の入った容器に入れましたが、14分後に彼らが絶望する直前に水から出しました。

 

彼らの体を乾かして、餌をやり、少し休ませた後に再び、容器の中に放り込みました。

 

すると今度は、ほとんどのラットが20分間諦めずに奮闘したのです。

 

 

なぜ、1回目よりも6分長く頑張れたのでしょうか?

 

それは、過去の成功の記憶が脳内で何らかの生化学物質の分泌を促してラットに希望を与え、絶望の到来を遅らせたからです。

 

つまり、成功体験は諦めることに対しての耐性を上げるのです!

 

 

「ラットと人間は違う」

と思う人もいるでしょうか。

 

実は、ラットには人間と同じように感情があることがすでに分かっており、抗うつ剤などの薬を作る時もラットを実験台にするのです。

 

そして、それらの過程で有効な結果が得られた抗うつ物質は、人間にもしっかり効果があることが確認されています。

 

なので、上に書いた実験結果はラットだけでなく、人間にも同じ結果をもたらすことは想像に難くありませんね。

 

 

 

大きい成功体験より小さな成功体験を増やす

 

では、どうやって成功体験をするのか?

大事なのはここですよね。

 

成功体験をすることで諦めない心が身につくとは言っても、その成功体験を得るのが難しいんだよ!

と思うことでしょう。

 

そこでオススメするのが、

 

「大きい成功体験より小さな成功体験を増やす」

 

ということです。

 

 

例えば、ゴールを100とするなら、いきなり目標を100に設定するのではなく、10ずつ目標にするという感じです。

 

そうすれば、一回に頑張る量は10で済むし、その度に成功体験を得られるので、次の10を進むのはさらに楽になります。

 

これはちょうど、「大きい目標と小さい目標を同時に持とう」という、よく耳にする言葉と重なりますね。

 

実はこの言葉は、「脳内の化学物質の作用」という観点から見ても正しい言葉なのです。

 

 

長く続けられないことの大きな理由は、目標が高すぎるということです。

 

これでは、15分もがいて諦めてしまうマウスのようになってしまう可能性が高いです。

 

大事なことは、限界が来る前に一度心を慰める、休めるということです。

 

すると、結果的に長く続けられるだけでなく、より諦めにくい強靭な精神を築いていけるようになります。

 

 

また、もし仮に今の目標を諦めてしまったとしても、その時の成功体験は次に活きてきます。

 

例えば、ある目標を達成するために1年間頑張ったとします。

 

そして、ある程度形にはなったものの、目標が高すぎたという理由でその目標を諦めたとします。

 

すると、次の新たな目標に向かう時も、

「1年は頑張らなきゃ形にはならないな。問題はそこからだけど。」

と、これまでのバックボーンが何もない場合に比べて、最初の心構えから違うことになります。

 

多くの物事は「長く続けられるかどうか」が、「達成できるかどうか」を分ける大きな要因ですので、その後の目標達成率が大きく上がるはずです。

 

つまり、小さな成功体験を積むことによって、直近の目標だけでなく、これから向かう目標全ての達成率が高くなるのです。

 

 

「ある分野で大きく活躍した人は、違う分野にいっても活躍しやすい」

と聞いたことがありませんか?

 

もちろんこれだけではないでしょうが、「他の人より諦めにくい」ということが大きな要因なのは間違いないことでしょう!

 

 

 

まとめ

 

ということで今回は「ひとつのことをやり抜く方法とその原理」について解説していきました。

 

「なにも達成できなかった」

という失敗の体験は自分への自信を失わせ、次の目標に対する達成意識も減らしてしまいます。

 

なので、逆の成功の体験を増やせば、それらの負の循環が良い循環に好転するというわけです。

 

そのためには、小さな目標を作ってそれを達成し、こまめに自分の心を褒めてあげることです。

 

是非、あなたも試してみて下さい!

 

 

 

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