人間関係に困っている人へ! 7パターンの疲れる人とその対処法
前回は気持ちのいい人、前々回は 会話の弾む人になるための方法と、プラスなイメージの人になるための方法を紹介しました。
今回は逆に一緒にいて疲れる人はどんな人かを紹介します。
「人の振り見て我が振り直せ」と、ことわざにもある通り、悪いパターンも見て自分の行いを正していきましょう!
また、それぞれの人に対する対処法も解説していきます!
また、今回も有川真由美さんの著作『一緒にいると楽しい人、疲れる人』を参考に書いています。
この記事で紹介していること以外にも興味のある方は買って読んでみて下さい!
1.気分屋
機嫌がいい時は優しいけど、悪い時は八つ当たりされたり、ガミガミ怒られたり...
そのような気分屋さんは一緒にいて疲れてしまいます。
気分屋の人の機嫌が悪い理由は、多くの場合、大したものではなく、思い通りにいかないことの積み重ねが原因です。
このような理由で怒っている人に対して、
「なにがあったの?」
「私、悪いことした?」
と、理由を探そうとすることは悪手。
相手の機嫌が悪いのは相手の責任。
「そういう人なんだな。」
と、割り切って自分の機嫌まで損ねないことが最善策です。
これは、ベストセラー本『嫌われる勇気』で紹介している「アドラー心理学」も、同じようなことを言っていますね!
2.自慢が多い人
これは多くの人が思っているでしょうし、多く言われていることですね。
近年はSNSの普及も相まって「自慢」を見る場面が増えています。
もちろん人間ですから、多少の自慢をしたくなる気持ちも分かりますし、たいていの場合は周りの人も微笑ましく見ています。
しかし、度が過ぎると流石に周りもウンザリしてしまいます。
このような人に対しては、適当につきあって疲れる前に話題を変えるとよいでしょう。
覚えておくと良いことは、このような自慢をする人は自分に自信がなく不安ということです。
「自分を認めて欲しい」という欲求による行動であり、別にあなたの気分をわざと害そうとしているわけではありません。
自分が疲れない程度に適度に話を聞いてあげると、良い関係が築けることが多いのです。
また、話の本筋とは少しずれますが「自慢」についての豆知識を一つ。
実は、自信のあるポイントは、自慢するのではなく「まだまだです」と謙虚に対応する方が周りからの評価がずっと良くなります。
自慢したくなる時は、目先の小さな評価よりも後の大きな評価を取るという意識で我慢すると、あなたの評価は自然と上がっていくことでしょう!
3.お節介な人
親切な人というのは素晴らしく、大変ありがたがられるもの。
しかし、中には「ありがた迷惑」なお節介を焼いてしまう人がいます。
お節介な人は主観でしか物事を見れていないので、相手を正そうとします。
そんな人に「相手に対する思いやり」はなく、自分本位な正義を相手に押し付けているだけ。
そのうえ、「あなたの言っていることが正しいよ、ありがとう」と感謝されることを望んでいるのです。
このようなお節介な人には「扱いにくい人」になるということが最善策です。
お節介な人はお節介が許されるターゲットを見つけるところから始めます。
そこで、「私は~の理由でこうします」というように自己主張をハッキリすると、相手にされにくくなります。
上司など相手が目上の人の場合は、感謝の姿勢を示して相手の自尊心を満たしつつ、「ありがとうございます、もう大丈夫です。」と、余計な情報を与えないようにすると良いでしょう!
4.思い込みの激しい人
「思い込みの激しい人」は、意外に多く、誰しもがそうなる危険性があります。
あなたの周りにも、一見穏やかでも政治や思想、恋愛観など、一面においては「絶対に~だ」と固執して考えてしまう人がいませんか?
個人の価値観で抑えているなら大丈夫ですが、それを周りに押し付けてしまったら問題です。
しかも、当の本人は当然と思っているので、相手に押し付けている感覚すらありません。
このような「思い込みの激しい人」には、話半分に聞いて受け流すことがオススメです。
「思い込む」というのは、理論よりも感情によるところが大きいもの。
思い込みの激しい人は、「そう思い込みたいから思い込んでいる」のです。
例えば、「炭水化物ダイエットが一番効果がある」と思いこんでいる人は、自分がやっているからなのか、そう思い込むことで自分を正当化したいのかもしれません。
思いこんでしまう理由は、「新聞に書いてあった」や「自分の経験的に」のようなフワフワした理由が多いです。
にもかかわらずこのような人に、「ほかの考え方もあるよ」とか「別の結果もあるよ」と正論を述べたとしても、「あなたは何も知らないだけ」と非難され不毛な戦いが始まってしまいます。
重要な問題でなければ無理に言い返さず、「ふーん。そうなんだー」とスルーしてしまいましょう!
5.悪口好きの人
これも多くの人が思っていることでしょう。
しかし、重要なことは悪口はちょっとしたガス抜きでもあるということです。
悪口をダメなものとして完全否定するのもまた間違っています。
しかし、その時間が長く続いてしまうと
「別のことに時間を使えばよかったかな」
「もっと楽しい話すればよかったかな」
などと考えてしまうもの。
なので、このような悪口が好きな人に対しては
「自分が悪口を言いたくない場合は悪口の輪に入らない」
という選択をしましょう。
悪口を言っている間は誰しも「自分が正しい」「相手が悪い」と思っています。
そこで、共感する人がいると、集団エゴイズムから悪口は広がっていきます。
その結果、「誰かの悪口を言っている集団」が生まれてしまうのです。
このような集団の中に「私はそうは思わないな」と反論したところで、相手は集団で思想を強くしているので、意見を変えさせることは難しいでしょう。
同じ土俵で戦うこと自体「くだらない」と思って、参加しないという手段を取ることが賢明です!
6.細かすぎる人
それほど重要ではないことなのに、やたら突いてくる人がいます。
完璧主義者と言われる人です。
このような人は能力が高いのですが、身近な人にいると疲れてしまいます。
なぜなら、自分のことについても、あれこれ口うるさく指摘してくるからです。
このような人に対しては相手のペースに巻き込まれないというのが第一の方法です。
相手が細かいことを指摘してきたとしても、それに惑わされず、「今、一番大事なことは何か?」を確認して、それを大切に行動していきましょう。
もしくは、
「教えて下さってありがとうございます。ところで、ここはどうですか?」
と、一番大切な所についての話にすり替えるというのも非常に有効です。
相手の気分をよくしつつ、的確なアドバイスを貰える可能性が高いです!
7.比べたがる人
なにかと人と自分を比べたがる人は面倒くさいものです。
「〇〇さんはいいよねぇ。それに比べて私は...」などと卑下されると、フォローを入れざるを得ません。
かといって、「私は〇〇さんより恵まれている」と、優越感に浸られるのもあまり良い気分にはなりませんよね。
仕事や収入、学歴、家族など、様々なものを自分より「上か下か」で比較して敵対心を持つ人は、自分もその対象になっているようで、一緒にいても心地よくなれないのです。
もしあなたの周りにこのような「比較する人」がいたら、「その比較は意味がない」と考えて気にしないことをオススメします!
もちろん、人間誰しも多かれ少なかれ比較してしまう部分はあります。
隣の芝生が青く見えたり、自分の立ち位置を確認したり。
しかし、重要なことは「人それぞれ大切にしている部分は違う」ということ。
「人間は比較してしまう」という本質は皆共通ですが、それは一貫した価値観に対してではありません。
仕事を大切にする人がいる一方、家族を大切にする人がいて、もう一方では、自分の趣味を大切にする人がいます。
なので、もし「何でも比較したがる人」に比べられたとしても、自分とは評価する基準が違うのですから、落ち込む必要はありません。
大切なことは「自分自身の価値観で見て、自分はどうであるか?」なのですから。
まとめ
ということで今回は7つのパターンの「疲れる人」と、その対処法について紹介しました。
仕事を辞める理由の第1位に「人間関係」があるくらい、多くの悩みは人との付き合い方です。
これらの疲れる人に対してまともに取り合っていたら、自分が疲弊するだけ。
賢い処世術を身につけて、少しでもラクに生きていきたいものですね!
何かあれば
までどうぞ!