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既存の教育が通用しないこれからの時代に必要な考え方と能力

 

今の教育は時代遅れ

 

 

最近、この言葉をよく耳にします。

現代は様々なテクノロジーやネットのおかげで教師すら要らないのではないかとも言われています。

 

では、たとえそうだとしたら現代に必要な考え方や能力は何なのか?

それが今を生きる僕たちの知りたいことですよね。

 

ということで今回はこれからの時代に必要な能力と考え方について書いていきます!

 

 

また、この記事はユヴァル・ノア・ハラリ氏の著作『21Lessons』を元に作成しています。

是非買って読んでみて下さい!

 

 

 

 

 

 

 

1.教師を必要としない時代

 

そもそも教育とはなんのためにするのでしょうか?

これは当然、子供がこれからの時代を生き延び、そして活躍できるようにするためです。

 

では、仕事を得たり、周りで起こっていることを理解したり、人生の迷路をうまく抜けるためには何を教えたらいいのでしょうか?

 

この予想が容易にできなくなったのが今の時代です。

 

1000年前の1021年も今と同じで未来について分からないことばかりでした。

それでも人間社会の基本的特徴が変わる事はないと確信できました。

 

もしあなたが1021年に中国で住んでいたら、1050年までに宋王朝が崩壊したり、契丹が北から侵入してきたり、疫病で何百万もの人が亡くなることは「そういう可能性もある」くらいの認識だったでしょう。

 

しかし、ほとんどの人が依然として農民や織工として働き、支配者たちが依然として軍隊や官僚制を人間で賄い、平均寿命がおよそ40年で、人間の体は全く同じままだろうことは明白でした。

 

それに伴い必要とされる能力も変わらないと断言できました。

 

対して、今を生きる僕たちは、2050年に中国や他の国がどうなっているかは想像もつきません。

 

人々が何をして暮らしを立てているかも分からないし、生物工学や、脳とコンピューターを直接つなぐ技術によって、人間の身体そのものが空前の革命を経ているかもしれません。

 

なので、今の子供たちが学ぶことの多くは2050年までに時代遅れになっている可能性が高いです。

 

現在、情報を詰め込むことに重点を置いている学校がほとんどで、それは昔は理に適っていました。

なぜなら、情報は今と比べてあまりに少なかったし、検閲により規制されていたからです。

 

それに対して21世紀の今は、膨大な量の情報にさらされ、検閲官はそれを遮断しようと思うどころか、偽情報を広めたり、無関係な情報で見る人の気を散らしたりしています。

 

スマートフォンを持ってさえいれば、一生をかけてさえ足りないほどウィキペディアを読んだり、動画を観たり、無料のオンライン講座を受講したりできます。

 

どんな政府であれ、気に入らない情報のすべてを隠すことはできません。

その一方で、相容れない報道や、人の気を逸らす情報を世間に氾濫させるのは驚くほど簡単です。

 

1回スマホをタッチするだけで様々な最新情報を手に入れられるが、矛盾する話が多すぎて、何を信じればいいか分からない

さらに他にもアクセスできるものは無数にあるので、的を絞るのが難しい。

 

これが現代で、このような世界では教師が生徒にさらに情報を与えることほど無用な行為はありません。

なぜなら、生徒はすでにとんでもないほどの情報を持っているからです。

 

人々が必要としているのは情報ではなく、情報の意味を理解したり、重要なものとそうでないものを見分ける能力、そして何より、大量の情報の断片を結びつけて、世の中の情報を幅広く捉える能力です。

 

 

 

2.4つのC

 

ほとんどの学校は生徒に情報を与える以外の、微分方程式を解いたり、プログラム言語のC++でコンピュータープログラムを書いたり、中国語で会話したりといった既定の技能をあれこれ生徒に持たせることにも重点を置きすぎています。

 

しかし、2050年を迎えるころには、AIが人間よりもはるかに上手にソフトウェアを書くことができ、「你好(ニーハオ)」ぐらいしか言えない人でも、新しい翻訳アプリがあれば問題なく会話ができるようになっているかもしれません。

 

そうなれば教えたことの一切は無駄ということになります。

 

それでは、僕たちは何を教えればいいのか?

 

多くの教育の専門家は、学校の方針を転換し「四つのC」を教えるべきだと主張しています。

「四つのC」とは、それぞれ

 

・ critical thinking (批判的思考)

・ communication (コミュニケーション)

・ collaboration (協働)

・ creativity (創造性)

 

です。

 

分かりやすく言うと、学校は専門的な技能に重点を置かず、汎用性のある技能を重視するべきだというわけです。

 

中でも重要なのは、変化に対処し、新しいことを学び、馴染みのない状況下でも心の安定を保つ能力になるでしょう。

 

なぜなら、2050年の世界についていくためには、新しいアイデアや製品を考えるだけではなく、何よりも自分を何度となく作り直す必要があり、変化のペースが速まるにつれ、経済ばかりでなく「人間であること」の意味そのものさえも変化しそうだからです。

 

 

 

3.自分自身を知る

 

変化のスピードが途方もなく上がり、未知との遭遇が常識となる時代には自分の過去の経験ばかりか全人類の過去の経験も、手引きとしては以前ほど頼りにできません。

 

なので、今の子供にできる最善の助言は「大人に頼り過ぎないこと」です。

ほとんどの大人は良かれと思って行動していますが、どうしても世の中が理解できずにいます。

 

それなら代わりに何に頼れるのでしょうか?

最新のテクノロジーでしょうか?

 

いいえ、テクノロジーに賭けるのはなおさらオススメできません

なぜなら、テクノロジーはおおいに人の役に立ちますが、人生に対して大きな影響力を獲得したら、テクノロジーの言いなりになりかねないからです。

 

外に出て大きな通りに行くだけで例を見ることができます。

スマホに目が釘付けになったまま歩いている人に対してあなたは、

 

彼らはテクノロジーを支配している

テクノロジーが彼らを支配している

 

のどちらの印象を持つでしょうか?

 

もちろん、テクノロジー自体は悪いものではありません。

もしあなたが、自分の人生に何を望むかを知っていれば、テクノロジーはそれを達成するのを助けてくれます。

 

しかし、人生で何をしたいのか分かっていなければ、代わりにテクノロジーがいとも簡単にあなたの目的を決め、あなたの人生を支配することでしょう。

 

というわけで、全てをAIやテクノロジーに任せたいならそれでもいいけれど、自分の人生に多少の支配権を維持したいのであれば、それらに先回りして自分自身を知る必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

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