DISH// の『猫』100点取りました!
2021年7月10日現在、優里さんの『ドライフラワー』に次いで2番目にカラオケで歌われている、説明不要の大人気曲です。
最近の曲のイメージでしたが、実は4年も前の曲なんですね!
そんなDISH//の『猫』の特徴は、
・そこそこ音域が広い上に、グイッと音程が上がる箇所が多い
・速いところや不規則なところもあるので、リズムは結構難しい
・音数が多いので良くも悪くも安定する
という感じですね!
一見歌いやすいように思えますが、ちゃんと歌おうとすると結構難しいですね。
特にラストサビが辛くて歌い切れないという方も多いのではないでしょうか?
ということで、今回はそこらへんも含めてDISH//の『猫』を解説をしていきます!
少しでも参考になれば幸いです。
また、採点の基本的な解説は省いていくので、それを知りたい方はこちらをどうぞ
解説
初めに言っておきますが、あくまで点数をとるための解説です!
歌がうまくなるための解説ではありません。
ご了承ください!
※赤字はマイクを近づける箇所、青字はビブラートをかける箇所、緑字はロングトーンをかける箇所になっています。
マイクを近づける箇所とビブラートをかける箇所が重なっている場合は紫字にしております。
マイクを近づける箇所とロングトーンをかける箇所が重なっている場合は茶字にしております。
区切るところは文字と文字の間隔をあけています。
1番Aメロ
ゆうやけがもえてこのまちごと のみこんでしまいそうなきょうに
ぼくはきみを てばなしてしまぁたー
あしたがふあんだーとてもいやだー だからこのぼくーもーいっ しょに
のみこんでしまえよぉ ゆうやけぇ
だけどもーそうはいかないよな あしたっ てうざいほどくるよ
な ねむたいよるにーなんだかわらっちゃうー
Aメロはこの曲の中で最も簡単な箇所だと感じます。
しかし、ここはここで地味な難しさというか、いやらしさがあります。
中でも注意するポイントは2つ。
1つは最初の「ゆうやけが」の「ゆ」から「う」にかけてや、3行目の「あしたが」の「あ」から「し」にかけて、5行目の「だけどもー」の「だ」から「け」にかけてなどの、ほんの一瞬だけ低音を歌ってからグッと音を上げるところですね。
この歌い始めの低音を合わせるのは非常に難しい上に多くあるうちのたった1音なので、最悪捨ててもあまり問題はありません。
ですが、完璧に歌いたいと思うのであれば歌いだしの音には注意してください!
もう1つのポイントは、最後の「ねむたいよるにーなんだかわらっちゃうー」の低音ですね。
ここはかなり音が低く、地声で歌ってちょうどいいくらいです。
なぜここが難しいかというと、サビがキツイのでキーを下げたいのですが、この低音がそれを邪魔するからです。
多少キーを下げても低音が出せるなら大丈夫ですが、無理な方はキーを下げずにサビを頑張って出せるように練習した方が結果的に楽な気がします!
1番Bメロ
うちまでーかえろう ひとりでーかえろう
きのうのーことなど まぼろしだとおもおう きみのかおなんて わすれてやぁる
さばか ばかしいぃだろぉ~ そうだろーぉ~
Bメロも注意するポイントは2つです。
1つは2行目の「まぼろしだとおもおう」のところ。
ここのリズムが難しいので原曲をよく聴いて覚えておきましょう!
2つ目はこれまた2行目の「わすれてやぁる」の「ぁ」と、3行目の「ばかしぃだろぉ~」の「ぃ」と「ぉ~」などの小さい音です。
ここは小さく母音を重ねて音程を変える必要があるので、「わすれてやーる」や「ばかしいだろ~」というように伸ばさないようにしてください!
また、これは注意するポイントというか「あれっ?」と思うことなんですが、2行目の「きみのかおなんて」の「ん」の音。
youtubeでいくつか歌っている動画を観たのですが、北村匠海さんはここを
ー _ ー
な ん て
というように音程を下げているんですよね。
ただ、上を見てもらえれば分かるのですが、カラオケでは「ん」で音が上がっています。
youtubeで聴いて覚えたという方は、ほぼほぼミスると思うので気をつけてください!
って思ったので後日「THE FIRST TAKEバージョン」で確認したら、やっぱり「ん」の音下がってました。
元のレコーディングでは上がっていたのが、本番のアレンジで変わったのでしょうね!
ということはつまり、通常版とTHE FIRST TAKEバージョンで地味に歌い分けなければいけないということです。
それ以外にも2番サビの最後の音程が揺れたりして、どちらかというと後者の方が難しいと感じましたので、北村匠海さんの姿を見ながら歌いたいと思う人は少し気をつけましょう!
1番サビ
きみがぁいなくなっ たひーびもー このどうしようもない
けだるさもー こころとーからーだがけんかし
て たよりないぼくはーねこーろんで ねこになっ たんだよーなぁきみ
は いつかふらっ とあらわーれぇてくれ なにげないまいにちをきみいろにー
そーめーておくーれよぉー
問題のサビですね。
ここの難しい所はやはり3行目の「ねこになったんだよーなぁ」と、それに続く「いつかふらっ とあらわーれぇて」のところでしょう。
どちらかというと実は初めの低音の方が音程を合わせるのが難しいのですが、多くの人は高音の出し方を知りたいハズのなのでそちらの解説をします。
高音を出す際のポイントは喉を閉めないことです。
高い音を出そうとすると喉に力を入れる方が多いのですが、これは良くありません。
裏声を出してみてください。
喉にあまり力が入っていませんよね?
高音を出すときは実は喉に力を入れないことが重要なのです。
また、声を出す感覚としては口から前に出すというよりは、頭の先から出すイメージです。
ワンポイントアドバイスをするなら、一瞬背伸びをすると高音を出しやすくなるので、苦手な人は試してみて下さい!
更に言うと、乾燥した音、というかハ行は喉に無駄な力が入りにくく高音を出しやすいので、「ねこにはったんだよ」というように「な」を「は」に変えると楽になると思います。
このように歌う際には思いっきり「は」を発音すると変に聞こえるので、「ねこにはっあたんだよ」というようにhの発音をかなり小さめで歌うと良いでしょう!
それ以外には2行目の「こころとーからーだ」や3行目の「たよりないぼくはー」などの音が下がる所も注意です。
リズムが速いので平坦に歌ってしまいがちですが、しっかり音を揺らすことを意識しましょう!
2番Aメロ
ゆうやけがもえてこのまちごと のみこんでしまいそうなきょうに
ぼくはきみを てばなしてしまぁたー
わかすぎるぼくらはまたいちからー であうことはーかのーなのかなー
ねがうだけむだならぁ もーだめだぁ
ここは1番と同じように歌えば大丈夫ですね!
2番Bメロ
うちまでーつくのが こんなにぃもいやだ
あるくすーぴぃーどは きみがとなりにいるときのまん
ま おもいでめぐらせ がんじがらめのためいきばっ か
ばかにしぃろよぉ~ わらえよーぉ~
1番より音数が増えているので、2番の方がより難しいと思います。
とはいえ基本的には1番と同じように歌えばオッケーです。
2番サビ
きみがぁいなくなっ たひーびはー おもしろいくらいにつまらな
いー ぜんりょくでわすれよーとするけど ぜんしんできみをーもとーめて
る ねこになっ たんだよーなーきみは いつかま
たあのこえをきかせてよ むじゅんばっ かでむちゃくちゃなぼくをー
なーぐーさめてーほし~
ここも最後をビブラートにする以外は1番とほぼ同じ...といいたいところですが、ひとつ本当に気づきにくい変更点があります。
それは最初の「きみがぁいなくなっ たひーびはー」の「い」の音です。
「え?何が違うの?」と感じると思いますが、実は1音高くなっています。
「マジ!?」と思う方は1番のサビと見比べてみて下さい。
っていうか、僕も音程バーの画像を作っている時に気づきましたw
歌っている最中は全然分かりませんでしたね。
非常に細かいですが、意識しておくといいでしょう。
ラストサビ
きみがぁいなくなっ たひーびもー このどうしようもない
けだるさもー こころとーからーだがけんかし
て たよりないぼくはーねこーろんで ねこになっ たんだよーなぁきみは
いつかふらっ とあらわーれぇてくれ なにげないまいにちをきみいろにー
そーめーておくぅれよぉ~
きみがぁもしすてねこだっ たらー このうでのなかでだきしめるよー
けがしてるならそのきずぬぐうし せーいっ ぱいのぬくもりをあげる
あいたいんだわすれーらぁれない ねこになっ てでもあらわれてほ
しい いつかきみがふらっ とあらわれて ぼくはーまたぁ しあわせでぇ~
ラストサビはこれまでのサビの歌う量が2倍になったバージョンという感じですね。
これまでのサビと比べても体力の削られ方が凄まじいので、無駄な力を抜いて歌うことを心がけましょう。
また、5行目の「そーめーておくぅれよぉ~」の「ぉ~」をバーの最後まで伸ばさずに早めに切ることで体力を回復させるのもオススメです!
実はバーの最後まで伸ばさなくても、音程が合っていればミスにはなりません。
どうしても息がもたないという方は試してみて下さい!
また、最初の「きみがぁいな」の「い」の音と、6行目の「きみがぁもし」の「も」の音は2番のサビと同じで、1番のサビから1音上がっています。
まとめ
今回はDISH//の『猫』の解説をしました。
高音もあり、低音もありで人によって得意なところと苦手なところが結構分かれそうな曲だと感じました。
言い方を変えれば、どんな人でも歌いやすいと感じる部分はある、という印象。
なので、全国平均点もそこそこ高いし、実際、ある程度の点数なら出しやすいと思います。
ですが、超高得点を目指そうとすると途端に難しくなる、そんな曲です。
地味ですが、細かいところをちょっとずつ修正して、高得点を目指してみてください!
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スコアラー御用達のマイク
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