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うつ病が増えた原因は「スマホ」にあり? あなたの精神を蝕む身近な危険を知ろう!

 

昨今、うつ病など精神的不調で受診する人が増えています。

スウェーデンでは9人に1人以上が抗うつ剤を服用していますし、日本でも100人の内6人がうつ病を経験するというデータもあります。

 

では、なぜこのような精神的不調に悩まされる人が増えてきたのでしょうか?

ここ数十年で僕たち人間は以前より遥かに裕福になったにもかかわらず、それに反比例するように不安を感じている人がなぜこれほど多いのでしょうか?

 

その答えは僕たち人間の脳の構造と、僕たちの生活をハックした「スマホ」が関係しているのです。

 

ということで今回は、スマホによる見えざる危険性とそれに対する対策を紹介していきます!

インターネットが発達し、それをスマホによって携帯できるようになった現代に知っておいて損はないハズです!

 

 

また、この記事はスウェーデン精神科医であるアンデシュ・ハンセンさんの著作『スマホ脳』を元に作成しています。

本記事では書ききれなかったことも多くあるので、気になった方は是非読んでみて下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.現代人の脳は現代に適応していない

 

スマホがどのようにして僕たちを精神疾患に追い込むのかを紹介する前に、まず僕たち現代人の脳は現代にマッチしていないということを説明しておきましょう。

 

現代を生きる僕たちはスマホはもちろんのこと、自動車や電気、コンピューターなどを毎日当たり前のように使っています。

それらがない世界なんて考えられないことでしょう。

 

ですが、少し考えてみて下さい。

それらはいつ頃、僕たちのものになったのでしょうか?

 

答えはここ数十年でほぼ全て開発されたものです。

これは多くの人が知っていることでしょう。

 

では、僕たち人類の歴史は一体いつから始まっているのでしょうか?

答えは約20万年前です。

約20万年前に僕たちの種である新人類が地球に生まれました

 

そんな僕たち新人類は歴史の99.9%の時間を、狩猟と採集をして生きてきたのです。

それはつまり、僕たち人間の脳や体は狩猟や採集に最適化されるように進化してきたことを意味しています。

 

例えば、狩猟採集民時代の新人類は食べ物をたらふく食べることは稀だったハズです。

さらにその時代では当然、冷蔵庫や冷凍庫などもないので、長期間保存する方法もありません。

 

そのような状況において僕たちの脳はこう進化してきました。

「運よく高カロリーの珍しい果実を見つけたら、すかさず食べろ」

 

しかし、これが僕たちの脳が現代とマッチしていないことを示す最適な例です。

 

僕たち現代人は彼らが生きていた時代とは違い、食べ物に全く困らない世界に生きています。

にも関わらず僕らの脳はこう訴えかけるのです。

 

「すぐに口に入れろ!明日にはなくなっているかもしれないぞ!」

 

その結果、現代人は餓死の危険性がほぼなくなった代わりに、肥満に悩まされることになったのです。

 

とはいえ、あなたはこう思ったかもしれません。

「だったら、僕たちが現代に適応すればいいだけのこと。脳も段々テクノロジーに適応するように進化するんじゃないかな?」

 

確かにその視点は正しいです。

脳も実際にそのように進化すると僕も思います。

ただ、進化には時間が必要なのです。途方もないほどの時間が。

 

シロクマを例に挙げてみましょう。

アラスカに生息しているシロクマは北米に住んでいたヒグマが突然変異したとされています。

 

その理由はアラスカの雪景色には茶色の毛皮は目立つので、獲物であるアザラシに逃げられるからです。

餓死の危機に瀕したヒグマは偶発的な進化を遂げ、環境に適応できるようになりました。

 

シロクマはヒグマよりも食料を得やすくなり子孫を残す可能性が高くなります。

子どもも白い毛皮を持って生まれ、さらに子孫を残せる可能性が高くなります。

反対に茶色い毛皮のヒグマはアザラシを捕まえるのに苦労します。

 

やがてどんどんとシロクマの個体が増え、ヒグマの個体は少なくなり、やがてアラスカのクマはみんな白い毛皮を持つようになりました。

 

ではこの進化の過程はどれほどの期間で行われたのでしょうか?

答えは1万年から10万年です。

 

進化にはそれほどの時間が必要なのです。

 

スマホやインターネットが生まれて数十年。

僕たちの脳がこれに適応するために進化するのは、少なくとも今日明日のことではありえないでしょう。

 

 

 

 

2.僕たちは不安の渦の中にいる

 

現代人の脳が現代に適応していないことを説明したところで、ここからは本題のスマホが僕たちの精神を蝕んでいるということについて説明していきましょう。

 

まず、そもそもの話ですが、僕たちはポジティブな感情よりもネガティブな感情を優先するように出来ています

 

理由は先ほど説明した進化の過程で、負の感情を感じ、脅威に対応することが生き延びることに繋がったからです。

 

睡眠や交尾は先延ばしにできるけれども、目の前に自分の命を奪おうとする動物がいる場合は即座に対応しなければいけません。

つまり、あなたの不安はあなた自身を守るためにあるのです。

 

ですが、問題なのはその不安が発生する仕組みと情報が溢れる現代がマッチしていないことです。

 

不安や脅威は脳の扁桃体というところで発生するのですが、この偏桃体の作動の仕方は「火災報知器の原則」と呼ばれています。

つまり、「間違えて鳴らないよりは鳴り過ぎる方がいい」というわけです。

 

不安を感じずに死ぬよりも、不安を感じすぎるけどそれが杞憂に終わる方がいい。

そのような脅威に晒され続けている時代を僕たち新人類は長く生きていました。

 

その時代はそれが良かったのです。

実際にその不安のおかげで僕たちの祖先は生き残れたわけですし、不安を感じやすいと言っても、その時代の人々の不安は数えられる程度のものでした。

 

明日の食料は大丈夫か?

今周囲に脅威となる動物はいないか?

自分たちの群れの中で感染症にかかっている人はいないか?

 

そのような目に視える危険を心配するだけで良かったのです。

 

しかし、現代はそうではありません。

ワンクリック、ワンタッチするだけで、世界中のあらゆる情報を視ることが出来ます。

それは様々な国や人の様々な問題や脅威をいつでもどこで知れるということです。

 

それどころか、仕事に遅れてしまう、プレゼンの用意が出来ていない、最新のインスタ投稿にいいねがつかない等々、命の危機とは直接結びつかないようなこと、言ってしまえば、しょうもないことにも全てに不安が発生するのです。

 

理由はもちろん、脅威を感じやすい方が生き残りやすい。

そういう風に脳が進化してきたからです。

 

ですが、現代では命を脅かされるような脅威は、狩猟や採集をして生活していた時代よりも圧倒的に少なくなりました。

 

これも先ほどの現代では餓死よりも肥満に困っているという話と同じで、僕たちの脳が現代にマッチしてないが故に、脅威"かもしれない"ことが実際の脅威以上の脅威となっているのです。

 

僕たちは四方八方どこを見渡しても「不安」に囲まれている渦の中にいると言っても過言ではありません。

 

 

 

 

3.SNSが幸福度を下げる

 

僕たちは人に会うと、それがインターネット上にしても現実にしても気持ちに影響が出ます。

 

5000人以上を対象に、健康状態や人生の質、精神状態など様々な質問をしました。

その中には「Facebookをどれだけ使うか」という質問もありました。

 

その結果、現実の人間関係に時間を使えばつかうほど幸福度が増していて、Facebookに時間を使うほど幸福度が下がっていたのです。

 

これを研究者は「私たちはSNSによって、自分は社交的だ、意義深い社交をしていると思いがちだ。しかしそれは現実の代わりにはならない」と結論づけました。

 

ではなぜ、SNSを使うほど幸福度が落ちるのでしょうか?

それは心の平安やバランス、精神力に関わるとされるセロトニンが影響するからです。

 

サルを対象にしたこんな実験があります。

 

群れのボスザルはセロトニン量が多く、支配的ではないサルと比べて約2倍もありました。

つまりボスザルは自分に強い自信があるのです。

 

そんなボスザルと他のサルとの間にガラス壁を設置し、ボスからは他のサルが見えますが、他のサルにはボスが見えないようにしました。

 

ボスが他のサルにジェスチャーで命令しますが、当然、他のサルは気にも留めません。

すると、ボスは苛立ち、自分には支配力はなくなったのかと不安になり、セロトニンの量が減ったのです。

 

さらに興味深いことにそのサルはセロトニン量が減ったばかりではなく、疲れ切ったように茫然とし、うつ状態になりました

 

これは人間にも同様に当てはまるとされていて、アメリカのある学生寮に住む大学生を調査したところ、リーダー的存在の学生は新顔の学生に比べてセロトニンの量が高かったのです。

 

つまりセロトニンの量が多いと、リーダー的振る舞いをするようになり、精神も安定する。

そして、それは自分の自信と密接に関係しているということです。

 

そこでSNSの話に戻りましょう。

 

SNSを見れば友達がいかに楽しい人生を送っているかを知ることが出来ます。

また、「身内の中では自分はある部門において秀でているから大丈夫」と思っている人も、少し検索すれば自分と同じ分野でより優れている人を見つけるのは簡単なことです。

 

その結果、「良い人生とはこうであるべきだ」という基準が手の届かないほど高い位置に設定されてしまい、自分は最下層にいると感じてしまうのです

 

しかも、そのほとんどは加工されて修正を加えた見せかけの姿であり、人に見せるためにパッケージされた幸せです。

家でひとり、等身大の自分と比べたら勝ち目なんてあるわけがありません。

 

そんな不毛な競争を知らず知らずのうちに仕掛けられた結果、10代を含む若者1500人を対象にした調査では、7割が「インスタグラムのせいで自分の容姿に対するイメージが悪くなった」と感じています。

 

特に、人との繋がりを重視する女性の方が男性に比べてその影響が大きく、うつ病も女性の方が男性よりも約1.6倍も多いようです。

 

 

 

 

4.対策とスマホ依存症

 

では、対策はどのようにすればいいのでしょうか?

答えは端的に言うと、適度な運動をすることよく寝ること、それとスマホの使用時間をできるだけ減らすことです。

 

できれば20分走るのが理想ですが、散歩を同じく20分するだけでも不安の度合いを大きく下げることができます。

 

WHOによると、現在10人に1人が不安障害を抱えています。

しかし、驚くべきことにその中によく運動している人はほとんどいないのです。

現代人の運動量は年々減っているので、軽くでもいいから意識的に運動する時間を作るべきでしょう。

 

そして睡眠は7~9時間は取りたいところです。

また、画面から発せられるブルーライトは脳が朝だと誤認してしまい、睡眠を妨げるので、寝る1時間前には見ないほうが吉でしょう。

 

そしてスマホの使用時間と幸福度についてですが、アメリカでティーンエイジャーの大規模なグループを対象として「昼間をどのようにして過ごしているのか」を尋ねる実験が行われました。

 

その結果、スマホタブレット端末を週に10時間以上使うティーンエイジャーが最も「幸せでない」と感じていたのです。

 

次点で6~9時間使用する若者。

つまり4~5時間以下の若者よりも「幸せでない」と感じることが多いようです。

 

この結果を見ると、スマホの使用時間を減らすことも幸福度を上げることに直結するでしょう。

とはいえ、現代に生きている以上使わないというのは不可能なこと。

 

友達との連絡、仕事、あらゆるところに支障が出てきます。

なので必要な分だけ使って、意識的にスマホを触らない時間を作ることが大切です。

 

しかしここで問題なのが、僕たちの多くが知らず知らずのうちにスマホ依存症になっているということです。

スマホによって僕たちの脳にはドーパミンが送られて知らぬ間に中毒になっているのです。

 

これは、友達からのメッセージが来ているかもしれない、インスタにいいねがついているかもしれない、大事な仕事の用件が来ているかもしれない...。

不安と同じく、この"かもしれない"がドーパミンを生み出しています。

 

そしてその結果、僕たちは平均して10分に1度スマホを触るのです。

 

今この記事を読んでくれているあなたは、いかにテクノロジーに支配されてしまっていたか、そしてその対策を知っています。

しかし、それを実行するのはとても大変です。

なぜなら、僕たちは知らないうちに依存してしまっているからです。

 

なので、最後にこれまでとは逆で科学的ではありませんが説得力のある話をして、この記事をしめようと思います。

 

Facebookのいいね機能を開発したローゼンスタインは「製品を開発する時に最善を尽くすのは当然のこと。それが思ってもみないような悪影響を与える。それに気づいたのは後になってからだ。」と発言しています。

 

また、スウェーデンの11歳児の98%はスマホを持っていますが、ビル・ゲイツの子供たちはスマホを持たない2%に属していました。

 

さらに、アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズ

誰もが知っている、非常に便利で非常に危険なスマートフォンを作った男です。

 

彼はiPadがあまりに依存性が高いことを知っていました。

なので自分の子供には使わせるか迷っていました。

しかし彼はiPadを売るためにそのことを世界に発信しなかったのです。

 

ニューヨーク・タイムズ紙の記者が、あるインタビューでジョブズにこう尋ねています。

 

自宅の壁は、スクリーンやiPadで埋め尽くされているんでしょう?

ディナーに訪れたゲストには、お菓子の代わりに、iPadを配るんですか?

 

それに対するジョブズの答えはこうでした。

 

iPadはそばに置くことすらしない

 

彼らテクノロジーの最先端を行く者が、なぜ身近な人には使わせなかったのか。

その答えを考えると、少しはスマホに対する危機感を持てることでしょう。

 

 

 

 

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