米津玄師 の『ピースサイン』100点取りました!
2022年8月現在、YouTubeの再生回数が2億回を超えている米津玄師さんの代表曲のひとつですね!
アニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングテーマとして書き起こされたことでも話題になりましたが、どうやら米津玄師さんはアニソンの定番である『Butter-Fly』を意識して作曲されたようです。
そんな『ピースサイン』の特徴は
・音域はあまり広くないが、音程はそこそこ揺れる
・音程の変化幅はそれほど大きくない
・全体を通してリズムが速い
の3つですね。
音程バーだけを見て判断するなら比較的歌いやすい方ですが、実際に歌ってみるとリズムの速さがだいぶネックになる。
そんな曲となっています。
ということで今回は米津玄師さんの『ピースサイン』の解説をしていきます!
少しでも参考になれば幸いです。
また、採点の基本的な解説は省いていくので、それを知りたい方はこちらをどうぞ
解説
初めに言っておきますが、あくまで点数をとるための解説です!
歌がうまくなるための解説ではありません。
ご了承ください!
※赤字はマイクを近づける箇所、青字はビブラートをかける箇所、緑字はロングトーンをかける箇所になっています。
マイクを近づける箇所とビブラートをかける箇所が重なっている場合は紫字にしております。
マイクを近づける箇所とロングトーンをかける箇所が重なっている場合は茶字にしております。
1番Aメロ
いつかぼくらのうえをすれーすれにとおりすぎてっ
たあのひこうきを ふしぎなーくらいにーおぼえてる
いみもないのにーなぜか~ ふがいなくてないたーひのよる
に ただつよくなりたいとねがっ てた そのためーにひつようなゆうき
を さがしもーとめーていた~
まず初めに言っておくこととして、曲全体を通してずっとリズムが速いことが最大の注意点です。
そのせいで見た目以上に音程を取るのが難しくて、それがこの『ピースサイン』の難しさの8割ぐらいを占めていると言っても過言ではありません。
なので歌詞をしっかりと覚えて音程に意識をさけるようにしておくことがスタートラインです。
そのうえでこのAメロのポイントを挙げると、2行目の「ふしぎなー」や3行目の「ふがいな」などの1音毎に高くなっていくところ。
ここは毎回音程を変えるのが難しいうえに、1音目から2音目は1.5音、2音目から3音目は1音、3音目から4音目はまた1.5音と、地味に音程の変化幅が変わるのでそこも注意しておきましょう!
また、これと似ている歌い出しの「いつかぼ」は1音目の「い」と2音目の「つ」が同じ音程なので、それとはごっちゃにならないように気をつけてください!
1番Bメロ
ざんこくなー うんめい
がー さだまっ てるーとして~ それがいつーのひー
か ぼくーのまえにーあらーわれるとしてぇ~ ただいっ しゅん このいっ
しゅん いきがーできるなーらぁー どうでもいいとー おーもえ
た そのーこーこーろを~
このBメロの難しいところは2箇所あって、まず1つ目は最初の「ざんこくなー うんめいがー」のところです。
ここは「なー」や「がー」で高くなる音が目立ちますが、個人的にはその前の低音の方が難しいと思います。
特に「なー」で高くなった後に「うんめい」でまた低音に戻すところがミスしやすいので気をつけてください!
それと高くなる音は「がー」の方が前半の「なー」より2音高いので同じように歌わないようにしましょう!
そして2つ目は2行目の「さだまっ てるーとして〜」の「とし」の音程。
ここは他と比べて前の音からの変化幅が大きいので、しっかり下げる意識で歌うといいと思います!
この2つのポイントは3,4行目も同じです!
1番サビ
もういち
どーとおくへいけーとおくへいけと ぼーくのなーかでだーれかがう
たう どうしようもーないほどねつれつにぃ~
いつだっ てーめをはらしたーきーみがにどと かーなしまーないようにわらえ
る そんなひーろーにーなるためのうたー
さらばーかかーげろぴーすさいん ころがっ てくすとーりーを~
サビは高音が中心になっていますが、難しい点はこれまでと同じで速いリズムです。
その中でも音程の変化が激しいところ、特に低くなる音程に注意です。
例えば2行目の「ぼーくの」の「の」や、4行目の「かーなし」の「し」、最後の行の「ころがっ て」の「て」の音などですね。
ここら辺は特にミスりやすいので、あらかじめ意識しておいて速いリズムの中でも合わせられるように準備しておくといいでしょう!
あと細かい点なのですが、3行目の「ねつれつにぃ〜」は「ねつれつに〜」ではありません。
「に」は前の「つ」と同じ音程で歌って、その後の「ぃ〜」と重ねる音で1音高くなるという感じなので、地味ですが覚えておくといいでしょう!
2番Aメロ
まもりたいだなんてーいえるほどーきみがよわくはないのわかっ て
た それいじょうにぼくはーよわくてさ きみがだいじだっ たんだ~
ひとりでいきていくんだなんてさ くちをついてさけんだあのひか
ら かわっ ていくぼくをーわらえばいいひとりがーこわいぼくを~
4行目の「ぼくをー」からが少し違うこと以外は1番と同じように歌えば大丈夫です!
2番Bメロ
けとばしてー かみついてー いきもーできーなくて~
さわぐあたーまとーはらのおーくが ぐしゃぐしゃーになっ たっ てぇ~
てぇらいもー けぇれんもー きえてーしまうくらい
にー いまはさわっ てー いーたいんだー きみのーこーこーろに~
ここも1番と同じように歌えば大丈夫。
一応言っておくと3行目の「てぇらいもー けぇれんもー」のところは音程バーが分かれているからそう表記しているだけで、「てーらいもー けーれんもー」と歌っても全然平気です!
2番サビ
ぼくたちはーきっ といつかーとおくはなれた たいようにーすらてーがとどい
て よあけまえをーてーにいれてわらおう~
そうやっ てーあおくもえる いーろにそまり おーぼろげーなまちーのむこう
へ てをつないではしっ ていけるはずだ~
きみとーみらいをぬすみえがくー ひねりーのないすとーりーを~
ここも1番と同じですね!
Cメロ
かさぶただらけあらくれたひびが けずりけずられすりきれたいま
が きみのことばでよみがえる あざーやかにも あらーわれて
くー さなぎのままでねむるたましいも たべかけのまますてたあのゆめ
を もういちどとりもーどぉぉーせ~
Cメロの難しいところはこれまでと少し違って、音程が一定なのが逆に難しいです。
正確に言うと「一定の音程から変化する瞬間」が難しいです。
例えば最初の「かさぶただらけあらくれた」では「かさぶただら」までは一定で次の「け」から音程が変わり始めます。
この変わる瞬間の音を覚えておかないと、切り替えのタイミングがあやふやになってしまうので気をつけてください!
基本的には最初の6音までは同じ音程でそれ以降から変わっていくって感じです。
それと最後の「とりもーどぉぉーせ〜」の「どぉぉー」は、ちゃんと音程を合わせようとすると結構難しいので要注意です!
ラストサビ
もーういーぃちどー とおくへいけーとおくへいけ
と ぼーくのなーかでだーれかがうたう どうしようもーないほどねつれつにぃ~
いつだっ てーめをはらしたーきーみがにどと かーなしまーないようにわらえ
る そんなひーろーにーなるためのうた~
さらばーかかーげろぴーすさいん ころがっ てくすとーりーをー
きみとーみらいをぬすみえがくー ひねりーのないすとーりーを~
最初の「もーう」が伸びていたり、2番サビの最後もあったりで地味に変わっていますが、基本的には1番のサビと同じように歌えば大丈夫です!
まとめ
今回は米津玄師さんの『ピースサイン』の解説をしました。
音程面は比較的シンプルですが、速いリズムがそれを何倍にも難しくさせているというような曲で、とにかくこのリズムについていけるようにすることが大切です。
そのためのステップとして最初に「歌詞は覚えておきましょう」と書きましたが、それ以外ではテンポを遅くして練習するというのもひとつの手です。
そして歌えるようになったら徐々に速くしていけば、最終的には元の速度で歌えるようになります!
ひとつひとつの音程を丁寧に拾っていくことが遠回りのようで実は最短の道だったりするので、焦らずにちょっとの進歩を大切にしていきましょう!
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スコアラー御用達のマイク
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