尾崎豊 の『I LOVE YOU』100点取りました!
伝説のシンガーソングライターである尾崎豊さんの代表曲のひとつですね!
亡くなる約1年ほど前にリリースされた曲で、若い二人がすべてを捨てて愛に生きるというような内容となっています。
そんな『I LOVE YOU』の特徴は
・元々音域がそこまで広くない上に、高音は裏声を使うので実感としてはもっと狭く感じる
・音程の揺れは緩やか
・リズム自体は速くないが、不規則過ぎてヤバい
・ねっとり歌うので勝手にビブラートがかかってしまいやすく、安定性が減点されやすい
・長いバーは多いのでちゃんとしたビブラート自体はかけやすい
の5つです!
全体的に歌いやすい要素が多い曲ですが、とにかくリズムの難しさが凄くて、1番毎どころか1メロディー毎に少しずつ変わっていくので非常に覚えにくいです。
そして変にビブラートがかかってしまって安定性が欠けやすいという、他とは少し変わった難しさがある曲です。
まあこれを言うと元も子もないですが、表現力の化身みたいな尾崎さんの歌い方は正直点数どうこうを気にするもんじゃないかなと思ってはいますw
ただ、常にカラオケランキングで上位に入っているぐらいの人気曲なので、多少はやる意義があるのかなとも思いました。
というわけで今回は尾崎豊さんの『I LOVE YOU』の解説をしていきます!
少しでも参考になれば幸いです。
また、採点の基本的な解説は省いていくので、それを知りたい方はこちらをどうぞ
解説
初めに言っておきますが、あくまで点数をとるための解説です!
歌がうまくなるための解説ではありません。
ご了承ください!
※赤字はマイクを近づける箇所、青字はビブラートをかける箇所、緑字はロングトーンをかける箇所になっています。
マイクを近づける箇所とビブラートをかける箇所が重なっている場合は紫字、マイクを近づける箇所とロングトーンをかける箇所が重なっている場合は茶字になっています。
1番Aメロ
あいら~びゅー いまだーけはーかなーしいーうたー
ききぃたくー ないよー あいら~びゅ~
のがれーのがれたどぉりついたー このー へやー
Aメロはポイントが2つあって、ひとつは最初や2行目の「あいら〜びゅ〜」のところです。
上で「リズムは難しいけど音程関連はそこまで厄介じゃない」的なことを書いているのですが、ここの「あい」から「ら〜」にかけて3.5音高くなるところに関しては例外で、かなり難しいです。
特に最初の「あい」の音程を合わせるのが難しくて、これは多くの人が高くなる前の音を雑に歌ってしまいがちなことと、音程バーが一瞬しかないのでリズムをぴったり合わせないといけないことが理由です。
伴奏をしっかり聴いているとタメ気味になりやすいので若干早く入ることと、しっかり低く歌うことを意識するといいでしょう!
そしてもうひとつは1行目の「いまだーけはかなーしいーうたー」と3行目の「のがれーのがれたどぉりついたー」のリズムの違いです。
詳しく言うと3行目の「のがれ」の「の」が1行目より少し伸び、「れ」が少し短くなっています。
それと「たどぉり」の「ぉ」で早めに音程が下がります。
慣れれば自然とできるようになると思うので、原曲を聴き込んだり、音程を意識しながら練習してみてください!
また、ロングトーンは早めにかけると気持ち的に楽なので、最初の「あいら〜びゅー」でかけるのが吉です!
1番Bメロ
なにもかもゆるされぇたこいじゃないからー
ふたりはまるで すてねこみたいー
このへやはおちばにうもれた あきばこ みたいー
だからおまえはこねこのような なきごえでー う~う~う~
Bメロはリズムが比較的シンプルで、この曲の中で最も歌いやすい箇所だと思います。
3行目から高く入ることと、最後の裏声だけ出来れば特に気をつけるところはありません!
それ以外に強いてポイントを挙げるとするなら、最後の裏声でビブラートをかけること。
これは単純にビブラート評価を稼ぐためでもあるのですが、ビブラートをかけた方が音程も合わせやすくなるのが理由です。
例えば声を伸ばして合わなかった時は、そのまま伸ばしながら徐々に音程を合わせていくと思いますが、これだとロングトーンも減点されますし、後から音程を合わせるのは結構難しいものです。
しかしビブラートをかけた場合は細い糸が太くなるイメージというか、ビブラートの軸の音程さえ合っていれば正解の判定をもらえるので、揺らしながら調節すればかなり音程を合わせやすくなります。
色んな意味でビブラートは最強なので、自在にかけられるように練習してみてください!
まあ厳密に言えばかけない方がいい場面もありますが、それを気にかけるレベルの方は僕の解説なんかいらないので大丈夫です!w
1番サビ
きーしーむべぇーぇーとぉのうえぇでー やさしーさをもちよりー
きつ~くーからだ だきしーめーあーえばぁー
それからーまーたぁ ふたぁりは めをぉーとーじるーよぉー
かな~し~ うた~にー あいがしらけてー
しまわぬーように~
サビの最大の注意点はねっとり歌って音程を変えるところで、例えば1行目の「べぇーぇー」「うえぇでー」や、3行目の「ふたぁり」「めをぉー」などです。
ここはそのまま伸ばしてしまうと音程ミスになるので、母音を強調して音程を変える意識を持って歌うといいでしょう!
それ以外では2行目や4行目の地声から裏声、裏声から地声の切り替えがやはりポイントになってきます。
裏声はビブラートをかけながら目一杯高く出せばいいので、ここもAメロで挙げたポイントと同じく、高音よりも低音の方を気をつけて歌った方がいいと思います!
また、リズム面でのポイントは最初の「きーしーむ」よりも3行目の「それから」の方が速くなっていることと、2行目の「くーからだ」のリズムが他とは違うことですね。
ここもしっかり原曲やガイドメロディーを聴いて覚えていきましょう!
2番Aメロ
あいら~びゅ~
わかすーぎる ふたりのあいにはー
ふれられぬひみつーがあるー あいら~びゅ~
いまのーくらしのーなかではー たどりーつけないー
Aメロということで基本的には1番と同じよう歌えば大丈夫...と思いきやそうでもありませんw
2行目の「ふたりのあいにはー」、3行目の「ふれられぬひみつーがあるー」、4行目の「くらしのーなかではー」のリズムが変わっていてかなり厄介です。
言葉を選ばずに言うと「変」なリズムで、特に最後の「くらしのーなかではー」が一番難しいと感じました。
1番と2番の違いをしっかり覚えていきましょう!
2番Bメロ
ひとつにかさなりいきていくこいを~
ゆめみてきずつくだけのふたりだよ~
なんどもあいしてるっ てきくーおーまぁえはぁ~
このあいなしではいきてさえ ゆけなぁいとぉー う~う~う~
BメロはAメロほど変わってなくて、若干音程が違うことと、2行目の「ふたりだよ〜」のリズムが少し伸ばし気味になっていること、そして語尾のバーが1番よりも長いのでビブラートをかけやすくなっていることだけです。
1番が歌えるならそれほど問題にはならないでしょう!
ラストサビ
きしむーべぇーぇーとぉのうえぇでー やさしーさをもちよりぃー
きつ~くーからだ だきしーめーあーえばぁー
それからーまーたぁ ふたぁりは めをぉーとーじるーよぉー
かな~し~ うた~にー あいがしらけてー
しまわぬーように~
それからーまーたぁふたぁぁりは めをぉーとーじるーよぉー
かな~し~ うた~にー あいがしらけてー
しまわぬーように~
ラストサビは最後にもう一度後半のフレーズが繰り返されること以外は基本的には1番と同じです。
ただ1番と比べると最初の「きしむー」のリズムが速くなっていることと、6行目の「まーたぁふたぁぁり」の「ふ」に入るタイミングが早くなっていることだけ気をつけてください!
まとめ
今回は尾崎豊さんの『I LOVE YOU』の解説をしました。
メロディーのパターンがAメロ、Bメロ、サビの3つしかないので覚えやすいかと見せかけて、2番Aメロが実質Cメロみたいになっているせいで逆に覚えにくい、みたいなことになっている曲です。
ただ、これは言い換えると、リズムを覚えれば見違えるほど良くなるということでもあります。
そういう意味では音程が難しい曲より点数を伸ばしやすいハズで、個人的にリズムを覚えたなら難易度は1つ下がって2が妥当だと思います。
そうなると一転して点が取りやすい曲になるので、是非練習してそこまで持っていってみてください!
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