【難易度 ★★★★★★】カラオケで『踊』を100点取ったので解説します!
Ado の『踊』100点取りました!
Adoさんの超人気曲ですね!
現在、youtubeでなんと1億回以上も再生されています!
そんな『踊』の特徴は
・音域がかなり広い上に音程がありえないくらい揺れる
・リズムがめちゃくちゃ難しい
・抑揚はつけやすいので表現力は簡単
の3つです。
今まで100点狙いで歌った曲の中で一番難しかったです、正直に言って。
曲の難しさの種類は
「音程を取るのが難しい」
「リズムが難しい」
と、最もよくあるタイプなのですが、その難しさがトンデモなくて...
本来、僕は曲の難易度を5段階で評価していたのですが、他の5に設定している曲を比較した時に同じ難易度にするわけにはいかないなと思ったので今回は特例で難易度6にさせてもらいます!
それくらいこの曲はヤバかった...。
ということで今回はAdoさんの『踊』の解説をしていきます!
少しでも参考になれば幸いです。
また、採点の基本的な解説は省いていくので、それを知りたい方はこちらをどうぞ
解説
初めに言っておきますが、あくまで点数をとるための解説です!
歌がうまくなるための解説ではありません。
ご了承ください!
※赤字はマイクを近づける箇所、青字はビブラートをかける箇所、緑字はロングトーンをかける箇所になっています。
マイクを近づける箇所とビブラートをかける箇所が重なっている場合は紫字にしております。
マイクを近づける箇所とロングトーンをかける箇所が重なっている場合は茶字にしております。
イントロ
はんぱならけいおー ふわふわしたいならどうぞ~
かいえんじゅんびしちゃおーかないてもわらってもあいして
ね ほらせいの~ ていおんひびかせろ ろ ろ ろ
最初はサビ前のメロディーから始まりますね。
ここの注意ポイントはまず、1行目の「ふわふわしたいなら」のところ。
「ふ」から「わ」の音にかけて5音も上がりますし、また「ふ」に戻す時も同じく5音下がります。
変わる幅が大きい上にリズムも速いですが、何度も歌って感覚を掴みましょう!
また、それに続く「したい」の「し」から「た」にかけての音程も結構変わります。
「ふわふわ」だけじゃなくてこっちも気をつけてください!
2つ目の注意ポイントは2行目の「ないてもわらってもあいしてね」の音程を上げるところ。
つまり「な」と「わ」と「あ」ですね。
ここはそれぞれ音程が違っていて「な」よりも「わ」の方が1音高く、「わ」よりも「あ」の方が半音高くなっています。
それぞれ微妙に歌い分ける必要があるので注意です!
そして最後のポイントは最後の「ろ ろ ろ」の部分。
ここも音程バーがしっかり用意されているのでちゃんと歌っておきましょう!
また、これは注意することとは少し違うのですが、最初の「はんぱならけいおー」のところでロングトーンをかけるのをオススメします!
もちろん他の所でもかけられるのですが、こういうのは先に処理しておいた方が気持ち的に楽です。
やり直したい時も早いですし!
1番Aメロ
なんだかなってつまんなーいこともあるでしょー ろんりろんりののー
とはんでぃほんきだっそう やんなっちゃってどろー
にばっごはっとだろーが おぼれ ておちて
そろそろいっか
Aメロはこの曲の中では比較的歌いやすい部分です。
まあこれで歌いやすい方というのがヤバいんですけれども。
多くの曲でラップのような早口を歌う時は音程の変化が比較的緩やかになるもので、それはこの曲でも変わりません。
なので完璧に合わせるのは難しいですがある程度ならなんとなく歌っても合わせやすいハズです。
ですが、その中でも例外は1行目から2行目にかけての「ろんりろんりののーとはんでぃほんきだっそう」のところですね。
最初の「ろんり」も先ほどの「ふわふわ」もそうですが、低音から高音に変わるところで多くの人は高音に注目しがちです。
ですが、そういう場合は前の低音部分でミスすることがめちゃくちゃ多いです。
なので「ろんり」の「ろん」の部分や「はんでぃ」の「はん」の音に気をつけた方がいいでしょう!
1番Bメロ
もっとがんばって あがるまでもっとがんばって
つながろうひとりーよりふたーりふえたらあんしんしんぱいないやおぉらいまかせてどん
まいなみありなんだいみんなでのっかっちゃえば あんがい さくっといっちゃいそ
うはんぱならけいお~ ふわふわしたいならどうぞ~
かいえんじゅんびしちゃおーかないてもわらってもあいして
ね ほらせいの~ ていおんひびかせろ
このBメロが間違いなく曲中で最も難しい箇所でしょう。
あらゆるところが難しくて逆にどこを挙げればいいのかという感じなのですが....。
特に難しいのはまず、2行目の「ふえたらあんしんしんぱいないや」のところですね。
前の「ひとりー」の「りー」や「ふたーり」の「た」は音が高くなった次の音で下がるのですが、ここは「ふえたらあん」まで高いままなので音程が下がるタイミングを間違えないようにしましょう!
ふたつ目はその後の「おぉらい」の「ぉ」の音。
「おーらい」ではなく「おぉらい」という風に一瞬音程を上げるので覚えておきましょう!
で...そこから次の行の最後の「いっちゃいそう」までは全部難しいので、正直言ってある程度歌えればいいという方は頑張らなくてもいいと思いますw
1音1音覚えて正確に合わせるというのを繰り返す本当に時間のかかる練習が必要になってしまうので...。
ただ、そこまでしなくても音程の大まかな流れを覚えておくだけでも結構違ってきます。
例えば基本は低音だけど「どん」「なん」「のっ」「ば」「あん」「くっ」で音程を上げるということを覚えておく、みたいな感じです。
そうすると歌っている最中にも頭の中で整理しながら落ち着いて歌うことが出来ます。
また、落ち着いて歌うことに繋がるのがなんといっても歌詞を覚えておくこと。
ゆっくりなリズムのところなら歌詞を見ながら歌えますが、ここはほぼほぼ無理なのでしっかり覚えておきましょう!
1番サビ
こよいはあんてんぱーてぃー
おどりだせ おどりだせ こどくはさっきんまんいんおんれい
いたみまで おしぇあで ここらでばいばいれっご~
サビはこの曲でも最も歌いやすい箇所でしょう。
ただ「こよいはあんてんぱーてぃー」は普通に超難しいです、しっかり。
かなり高い上にオクターブ下で歌うにしても、Adoさんの特徴的な歌い方故に音程が非常に分かりづらいんですよね。
「てん」の音程さえ合えば最後まで大丈夫だと思うので、そこの感覚を掴むことに重点を置いて練習するといいでしょう!
それ以外では「おどりだせ」や「いたみまで」の低音から高音に変わるところですね。
これもAメロで書いたように高音に変わる瞬間よりも最初の低音に注意です!
2番Aメロ
どんなれっ とーかんだ とーてそっきょーのけっしょうばん
でおさえこーんでつっ こーんでしまっ ちゃうでしょ あっぺんだうんなてんしょん
ねぇまいっちゃってんのそうとう どばっとふきだすの
はほんねのひとりーごとー
2番のAメロは1番とかなり変わっています。
ここの難しいところはやはり音程が素早く上下するところ。
詳しく言うと2行目の「あっぺんだうん」から3行目の「どばっとふきだすのは」までですね。
このような音程の変わり方は他の曲でもよく見られるのですが、ここは2.5~3.5音も変化していき、ここまで変化量が大きいのは滅多に見られません。
「どばっとふきだすのは」のところなんて、もう少し速く歌えばめちゃくちゃ深い綺麗なビブラートにできそうなくらいです。
そういう意味ではビブラートのイメージトレーニングにも使えるかもしれませんw
こんなにも音程の変化が激しく、珍しいメロディーは当然難しいのですが救いもあります。
というのも、こういう形は音程のバリエーションが少ないからです。
先ほど挙げたところで言うと、こんなに音数が多いのに音程のバリエーションとしては最初の「あっ」、次の「ぺん」、次の「だうん」、2行目最後の「しょん」、3行目で一番高い「いっ」の5種類しかありません。
例えば最初の「はんぱならけいおー」は、これだけで5種類の音程が使われているのでどれだけ少ないのかが分かりますよね。
つまりこれは音程の感覚を掴みやすく、練習すればするほどその成果が出やすいということです!
最初は大変ですが上達も速いので諦めずに頑張ってみて下さい!
まあこれでもこういうタイプの音程変化にしては多い方なんですけどね。
2種類の音程を繰り返すのが大半なので。
また、最初の「どんな」の前に原曲では「どどどどどど」というのがありますが、それを歌ってしまうとリズムが走っていると判断されてしまう可能性があるので歌わない方が吉です!
僕もあそこ好きなので少し残念ですけどねw
Cメロ
べつにきょうみない
とくにかんけない ふさぎこんでぜっぽーぜっちょーへ
あいずをかなでてぷらっぷらっぷらっ ほらあつまっ て やこーだぁーぁぁぁぁ~
ないてーいこ~ぉ~
はんぱならけいお~
Cメロは少し優しめです。
ですが注意するポイントが2つあります。
ひとつは2行目の「とくにかんけない」の「け」の音。
その前の「べつにきょうみない」と同じように平坦に歌ってしまいがちですが、「け」の音で一瞬音程を上げるので意識しておきましょう!
そしてふたつ目は3行目最後の「ぁーぁぁぁぁ~」の部分。
ここは音程バーを見るとかなり忙しくて「ナニコレ?」と思うかもしれませんが、感覚としては「ぁーぁ~」という感じです。
「ぁー」と少し伸ばした後にビブラートの上がる瞬間を被せる....という表現が正しいかは分かりませんがそんなイメージです!
正直に合わせようとすると意味が分からなくなると思うので「ぁー」と伸ばした後にビブラートをかける。
それでオッケーです!
ラストサビ
おどりだせ おどりだせ こどくはさっきんまんいんおんれい
いたみまで おしぇあで こよいもあんてんぱーてぃーだ~
たのおこしを きっと
じかいまで おげんきで ここらでばいばいれっご~
ラストサビはこれまでのサビと大体同じ。
これにて『踊』の解説終わり!
...というわけにはいきませんね。
3行目「たのおこしを きっと」のところ、ここ超超超厄介です!
音程が難しいとかリズムが速いとかもあるのですが、何よりも入るタイミング。
原曲だと「まーたのおこしを きっと」という感じですが、採点だと「まー」の音程バーがなくて「た」の音から入るので、非常にタイミングが取りにくいです。
「だったら音程バーはないけど歌ったらいいじゃん?」
と思うかもしれませんが、ここも2番のAメロ同様「まー」を歌ってしまうとリズムが減点される可能性があるので出来れば歌わない方がいいですね。
なので少しいびつな感じもしますが、原曲を聴きながら「た」の音から入る練習をしてみるといいと思います!
こういうところも変な形でこの曲の難易度を上げている要因でもあります。
まとめ
今回はAdoさんの『踊』の解説をしました。
本当に何から何まで難しい曲です。
しかも驚くべきはこの曲は現在、カラオケで歌われているランキングで大体10位前後にあるということ。
盛り上がるしめっちゃいい曲なので気持ちはもちろん分かりますが、「絶対途中で挫折して演奏中止してるでしょ!」とも思います。
この記事がそんな方たちの助けに少しでもなれば幸いですが....
まあ色んなことを書いてきましたが、この曲はとにかく超絶難しい!
でも頑張れば絶対上達するので是非練習して歌いこなせるように頑張ってみて下さい!
応援しています!
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僕もレパートリーが増えると嬉しいので!
スコアラー御用達のマイク
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